出版社内容情報
財政支出におけるケインズ政策の有効性が限界にある現在、財政支出の効率化をいかに進め、ザステイナビリティをいかに確保するか。
内容説明
本書は、1990年代の経験にもとづき、今後の財政政策の方向をいくつかの側面に即して検討したものである。
目次
序章 21世紀の公共部門―ひとつの展望
第1章 日本経済の構造変化と裁量的財政政策の有効性
第2章 裁量的財政政策の非効率性と財政赤字
第3章 社会資本の地域間・分野別配分について
第4章 国と地方の財政関係
第5章 財政支出の政策評価について
第6章 財政支出と政治、利益集団、マスメディアの関係について
第7章 財政赤字と金融市場―オープン・マクロ経済における財政政策の効果
第8章 財政政策と金融政策の新たな役割分担について
著者等紹介
貝塚啓明[カイズカケイメイ]
1934年生まれ、56年東京大学経済学部卒業。東京大学経済学部教授を経て、現在中央大学法学部教授、東京大学名誉教授、財務省財務総合政策研究所名誉所長
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