出版社内容情報
一般均衡論の立場から租税制度の選択が与える影響を吟味し、課税制度のあり方を考察する。間接税と所得税の最適性の理論的根拠を明らかにし、現行税制度の問題点を鋭く摘出。
目次
第１章 間接税の課税ルール
第２章 ラムゼイ型最適間接税と本来の最適性
第３章 均一税とラムゼイ型理論の限界
第４章 最適所得税の存在問題
第５章 累進所得税
第６章 近似可能性命題
第７章 補論―公共経済における模索過程
第８章 最適所得税の諸性質―ｎ次近似法による計算
第９章 最適課税の諸性質―一般化ｎ次近似法による計算
