バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務

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バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務

  • 森生 明【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 東洋経済新報社(2016/06発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492602232
  • NDC分類 336.83
  • Cコード C3034

出版社内容情報

日々の意思決定や経営を俯瞰するための、共通言語としてのバリュエーション(企業価値算定)を平易に解説した基本テキスト。株式投資から企業IR、M&A、事業再生、「会社は誰のものか?」「金融資本主義の功罪」の議論まで――。M&A、ファイナンスの最前線で活躍する実務家から絶大な評価を受ける著者による最新作。難解な金融・ファイナンスの世界を「実務現場感覚」でシンプルに説き明かす。ファイナンスは積み上げ型で学ぶより俯瞰して理解せよというスタンスの下、基本から最先端の理論までを網羅した新しいテキスト。

【本書の「はじめに」より】
 企業価値算定やM&Aは、ファイナンスの上級・応用編、ピラミッドの上部に位置づけられることが多い。そこへ到達するには、1つひとつ石を積み上げなければならず、その土台作りのために、数学や統計学の知識を身につける必要がある。こう言われると、苦難の道のりとなる。 本書は、世の常識的スタイル(≒欧米のビジネススクールで教わる手順)を無視して、ピラミッドの全体像を見てから骨格と枠組みを作り、そこに肉づけをして完成させるというアプローチを取っている。
 企業価値算定は、専門家が複雑な理論やモデルを駆使しなければできないような世界ではなく、企業経営者と投資家が建設的にコミュニケーションを取るための共通言語として、使い勝手の良いものでなければならない。バリュエーションを身近で手触り感のあるものにすることによって、世間を騒がせる経済ニュースの意味や背景がより鮮明に見えるようになり、グローバル取引の交渉や投資家へのIR活動の場で役立つスキルを手に入れることができる。
 同時に、2000年以降のバリュエーションの世界がより難しさを増していることも、おそらく事実だろう。事業活動を取り巻く「リスク」がますます多様かつ複雑になっているからだ。その結果、ひと昔前の経済成長時代のファイナンス理論だけでは対応しきれなくなったり、リスク管理の手法としてデリバティブ取引なるものが活発化して市場を攪乱したり、という現象が起こっている。経営者や投資家やファイナンス理論の専門家が、それぞれの定義とニュアンスで使っている「リスク」なるものを整理し直し、それらが企業価値算定や投資の意思決定にどう反映されるのか、を検討する。


第1部 企業価値算定(バリュエーション)の基本構造
第1章 企業価値は財務諸表にどう表れるのか
第2章 基本公式から一歩深掘りする
第3章 DCF評価と倍率評価は、実は同じ

第2部 基本構造から読み解くM&Aの世界と資本主義社会の課題
第4章 日本の株式市場は「サヤ取り天国」なのか
第5章 事業や業界を再編するM&A活動
第6章 日本市場に押し寄せる資本の論理とその課題・限界

第3部 実務応用編:理論と実務の橋渡しの試み
第7章 リスクを数字にする方法
第8章 経営支配権を売り買いするM&Aの世界
第9章 リスクマネジメントをオプションで捉える
第10章 株式のオプション価値と事業再生


森生 明[モリオ アキラ]
森生 明(モリオ アキラ)
グロービス経営大学院教授
1959年大阪府生まれ。83年京都大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。86年ハーバード・ロースクールにて修士号取得。91?94年ゴールドマン・サックスにてM&Aアドバイザー業務に従事。その後、米国上場メーカーのアジア事業開発担当、日本企業の経営企画・上場担当を経て独立。西村あさひ法律事務所およびベンチャー企業の経営顧問・外部役員を務める。テレビドラマと映画版の「ハゲタカ」を監修。2013年よりグロービス経営大学院教授。長年にわたって、総合商社や金融機関、グローバル展開を進める大手企業など、ファイナンスの最前線に立つ実務家たちに企業価値算定・M&Aの研修を行っている。著作に『MBAバリュエーション』(日経BP社)、『会社の値段』(ちくま新書)がある。

内容説明

基礎から最先端の理論までをカバー。株式投資から企業IR、M&A、事業再生、「会社は誰のものか?」「金融資本主義の功罪」の議論まで。M&A、ファイナンスの最前線で活躍する実務家から絶大の評価を受ける著者による最新作。難解な金融・ファイナンスの世界を「現場実務感覚」でシンプルに説き明かす!

目次

第1部 企業価値算定(バリュエーション)の基本構造(企業価値は財務諸表にどう表れるのか;基本公式から一歩深掘りする;DCF評価と倍率評価は、実は同じ)
第2部 基本構造から読み解くM&Aの世界と資本主義社会の課題(日本の株式市場は「サヤ取り天国」なのか;事業や業界を再編するM&A活動;日本市場に押し寄せる資本の論理とその課題・限界)
第3部 実務応用編―理論と実務に橋渡しの試み(リスクを数字にする方法;経営支配権を売り買いするM&Aの世界;リスクマネジメントをオプションで捉える;株主のオプション価値と事業再生)

著者等紹介

森生明[モリオアキラ]
1959年大阪府生まれ。83年京都大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。86年ハーバード・ロースクールにて修士号取得。91~94年ゴールドマン・サックスにてM&Aアドバイザー業務に従事。その後、米国上場メーカーのアジア事業開発担当、日本企業の経営企画・上場担当を経て独立。西村あさひ法律事務所およびベンチャー企業の経営顧問・外部役員を務める。テレビドラマと映画版の「ハゲタカ」を監修。2013年よりグロービス経営大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nekozuki

16
いわゆる企業価値評価の実用書と異なり、バリュエーション方法や数式はほとんど出てこない。そのかわり、PERやROEなどの分析指標がどのように連動しているのかや水準の見方について新鮮な切り口でまとめられていて面白い。2019/01/30

nekozuki

8
再読。『MBAバリュエーション』はあまりに抽象化されすぎていて逆に実務での活用が難しかったが、本書は実務⇄本書を繰り返すと、より理論の根本と実務の運用を行き来することができるようになると思う。 実際にバリュエーションをどのように行なっているかを知りたい場合は、プルータスやマッキンゼーの本の方が良い。2023/04/17

Great Eagle

7
前半はかなりインパクトある内容ですごく役に立ちます。半ばから後半はやや何を言わんとしているのか不鮮明な内容となっており、教科書とは言えない内容ではと。。企業価値の捉え方にもいろいろありますね。奥深いです。2019/08/24

Nobu A

5
「会社の値段」が面白かったので手に取った森生明著書2冊目。読み手を意識した分かりやすい筆致も巻頭のグロービス経営大学院教授としての著書紹介で納得。高度情報化時代の今、国境を超えて様々な企業が経済活動を行い、グローバル化が進展する世の中。価値を出来るだけ公平に算定する世界共通のルールが必要。前著を更に突っ込んだ興味深い内容で、後半はやや難解だったが、とても勉強になった。今後、日本も投資家が増え、企業の在り方や従業員の考え方も変わっていくんだろうと思った。2019/07/06

駒場

5
教科書、とあるものの、指標の名称や計算方法をだらだら書いてあるタイプの本ではない。実務では主にこの指標がつかわれる、それが何故かといえば……と噛み砕いて教えてくれる。PERで評価しようがDCF法で評価しようが、結局は資本コストと成長期待の適正と思われる水準をどう見るか、という根っこの部分は変わらない、とか。今後の収益やBSをなるべく正しく予想した上で、あとは評価する人次第みたいなとこあるな……正解のない世界2018/06/28

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