内容説明
「得点力」を極めたプロが伝授するビジネススキル活用術。
目次
第1章 得点力とは「やらないこと」を決める力
第2章 得点力とは「相手の求めるもの」に応える力
第3章 得点力とは「想定外」でも対応できる力
第4章 「プロジェクトマネジメントスキル」で得点力を鍛える
第5章 「3C分析」で得点力を鍛える
第6章 「イシューからはじめる」ことで得点力を鍛える
著者等紹介
牧田幸裕[マキタユキヒロ]
信州大学経営大学院准教授。1970年京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。07年より現職。2012年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トールパパ
7
本書は教育書であり、ビジネス書でもある。子育てが終盤に差し掛かった自分にとっては、子育てに本書を役立てる場は少ないが、部下をどう育て、指導するかという観点で大変有益であった。やらないことを決めて努力を最適化する、相手の求めていることを能動的に探り的確に応える、タスクの優先順位を決める時、誰の重要性で緊急性であるかを考える、は当たり前のようで、コロンブスの玉子的に目から鱗でした。MECE、3C分析、イシューから始める、等は自分の仕事にどう落とし込めるか…再読必至です。(笑)2017/01/27
ひとまろ
6
やらないことを決める。 そして努力を最適化する。 これが本書の一番言いたいこと。 受験、ビジネスに仕える技法だと思う。2014/02/01
柊
4
大変申し訳無いけど、作中で言われてる「京都大学にもお前みたいなアホが居るんやなあ」は超同意してしまった。こんな人でも受かれるのかとびっくりした。そもそもわたしが受験とか試験に対して、必要なことだけ最低限やって、最低限の得点を取ってパスしてきた身なので、典型的なガリ勉って現実にいるんだと驚き。まあ学生時代はそういう、「がんばってますよアピール」は評価されがちだが、社会に出ると割とぞんざいな扱いを受ける。極端な話、成果さえ出せれば過程はなんでもいいし。やるべきことを明確にし、やらないことを無視する。それだけ。2023/03/03
ちーくん
4
何かを学ぶときは、必ず自分なりに「仮説」を持って読む。これにより、ボーっとインプットしている場合よりも遥かに吸収力は上がる。インプットしていることが楽しく、目的になってしまうことはよくあることなので、仮説・ポジションを持って情報にあたることは癖にしていきたい。2020/04/13
復活!! あくびちゃん!
3
良書。ただ、何か特別なことが書いてある訳ではない。「相手が求めているものを正確に把握する(そしてやらないことを決める)」、「自分が素晴らしいと思うものを、自信と信念と覚悟を持って提供する」。この2つについて、1冊に亘って説明しているのだ。ぜひ、若い社会人に読んで欲しい一冊。2013/01/22