出版社内容情報
先進企業が実践しているB2Bマーケティングのフレームワーク、モデルを体系化。7つのステップで産業財営業の戦略が実現できる。自動車部品、電機、工作機械、コンピューター・・・・・・
先進企業が実践しているプログラムを体系化
基本理論から最新トピックまで学べる実務家のための教科書
本書では、B2B市場における特徴を踏まえて、
7つのフェーズで構成されるモデルを紹介している。
マーケティングと営業活動を1つのシステムとして、
B2Bの文脈で統合したモデルである。
ステップ1:現状分析―4つのCで分析する
ステップ2:基本方向―事業目標、事業領域、競争戦略を定める
ステップ3:コンセプト(STP)―セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング
ステップ4:提供物とその価格―製品・サービスから価格を設定する
ステップ5:販売チャネル(販路)―直接販売か、間接販売かを選択する
ステップ6:販売促進―コミュニケーションを設計する
ステップ7:営業活動―買い手の価値を実現していく
ステップ1から6までの活動が、潜在市場に向けた働きかけとしてのマーケティングである。
ステップ7は、マーケティングによる働きかけの結果、ニーズを自覚した顧客としての欠いて企業
(もしくは、顧客になり得る買い手企業)に価値を提供していく活動としての営業である。
本書の特徴としては、「顧客企業の戦略実現を目的にしていること(戦略性)」、
「理論的な裏付けのあるアプローチであること(理論性)」、
「日々のマーケティング活動にすぐにでも活用する前提にしていること(実践性)」などが挙げられる。
特に日本企業の意思決定の遅さについては、定評に近いものがあるが、経営は実践してこそ意味がある。
こうした点を意識しながら、各種の理論を現場での活動に組み込んでいただけるよう、
実践的なシステムとして体系化している。
序章 B2B市場における新たな実践的アプローチ
1 マーケティングの基本的な枠組み
2 B2B市場の特徴
3 B2Bマーケティングに関する研究の経緯
4 戦略的産業財(B2B)マーケティングの7つのステップ
第1章 現状分析―4つのCで分析する
1 Company(自社)分析
2 Customers(顧客)分析
3 Competitors(競合)分析
4 Context(マクロ環境)分析
5 4Cs分析と情報収集
6 SWOT(クロス)分析
第2章 基本方向―事業目標、事業領域、競争戦略を定める
1 事業目標
2 事業領域
3 新事業領域における成功ポイント
4 競争戦略
第3章 コンセプト(STP)―セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング
1 セグメンテーション―市場細分化
2 ターゲティング―標的市場の明確化
3 ポジショニング―提供する価値の明確化
4 STPと情報収集
第4章 提供物とその価格―製品・サービスから価格を設定する
1 提供物とは何か
2 提供物の分類
3 提供物の構成要素
4 提供物の価格設定
5 購買決定要因の選択―コンジョイント分析
第5章 販売チャネル(販路)―直接販売か、間接販売かを選択する
1 B2B市場におけるチャネル構造
2 チャネルの設計―6つのステップ
3 チャネルの管理―チャネル・メンバーの選定
第6章 販売促進―コミュニケーションを設計する
1 組織の購買行動のプロセス
2 企業間広告の役割
3 B2B市場における新たなコミュニケーション
第7章 営業活動―買い手の価値を実現していく
1 営業の本質とは何か
2 営業戦略
3 営業形態―デジタル、外勤、パートナーなど
4 営業プロセス―3つのプロセスと8つのステップ
終章 デジタル・トランスフォーメーション―B2Bの本質は変わらない
1 デジタル・トランスフォーメーションの本質
2 デジタル・トランスフォーメーションと企業類型
3 デジタル・トランスフォーメーションのマネジメント
笠原 英一[カサハラ エイイチ]
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