出版社内容情報
欧米、インド、ロシアなどのマネジャー1万人以上が学んだ
「パフォーマンス採用」のバイブル
「パフォーマンス採用」とは、トップ人材を惹きつけ、獲得するための統一した体系である。
米国西海岸に拠点を置き、世界に広く、その方法論を普及させているルー・アドラーが
40年間にわたり構築してきた方法論とノウハウの集成が「パフォーマンス採用」である。
人材獲得のほとんどの問題は、ただ1つの根本的で単純な変更で解決できる。
旧来の募集要項を、これから入社する社員が業務において達成すべき成果目標のリストに
置き換えることだ。
【パフォーマンス面接における2つの質問】
質問1:過去の最も重要な業績を問う
質問2:現実の問題を解決する方法を確かめる
【パフォーマンス採用のステップ】
ステップ1:事業における成果目標を定義する
ステップ2:ステップ1を共有することでトップ人材を惹きつける
ステップ3:その人材が目標を達成することを客観的に評価する
ステップ4:検証の過程を通じ成果目標を明確に共有する
「パフォーマンス採用」とは、パフォーマンスマネジメント(業績管理)を採用段階まで前倒しする、という方法である。
したがって、本書は採用のマニュアルというだけではなく、事業目標を定義し、チームメンバーと明確に共有し、
パフォーマンスを向上し、フィードバックする「マネジメントの教科書」なのである。
日本企業においては、事業と仕事における成果目標を明確に定義、共有し、成果を測定し、
フィードバックして意欲と生産性を上げ続けるというスキームを実施していることが少ない。
この点に留意し、フォーマットやテクニックの部分的な借用ではなく、体系的にパフォーマンス採用を導入することが重要である。
内容説明
質問1:過去の最も重要な業績を問う。質問2:現実の問題を解決する方法を確かめる。欧米、インド、ロシアなどのマネジャー1万人以上が学んだ「パフォーマンス採用」のバイブル。
目次
イントロダクションと本書の構成
第1章 「パフォーマンス採用」とは何か
第2章 採用成功の方程式
第3章 面接の目的とは何なのか
第4章 パフォーマンス面接における「2つの質問」とは
第5章 面接の実施と評価
第6章 仕事の成果目標を定義する―パフォーマンスプロファイル
第7章 人材調達戦略の立案
第8章 人材調達の戦術、ツールとテクニック
第9章 トップ人材の採用とクロージング
著者等紹介
アドラー,ルー[アドラー,ルー] [Adler,Lou]
アドラーグループ創業者・CEO。1945年米国ニューヨーク市生まれ。クラークソン大学機械工学科卒業。UCLAにてMBA取得。「フォーチュン500社」に挙げられる2つの企業の経営に携わった後、パフォーマンス採用を提唱し、企業向けにコンサルティングを行っている
菱垣裕介[ヒガキユウスケ]
グリーンフィールドジャパン株式会社代表取締役。アジアインフラストラクチャ株式会社取締役。農林水産省勤務を経て独立開発コンサルタントとして国際機関の経済開発事業計画に従事。マレーシアで上場するJCBネクスト(旧ジョブストリート)とのJVを設立。事業形成投資を実施するとともに、海外に展開する日本企業に事業目的の達成のためのパフォーマンス採用を紹介
中川肇[ナカガワハジメ]
グリーンフィールドジャパン株式会社シニアコンサルタント。三菱化学、アクセンチュア、ビー・オー・エル・ジャパンなどにおいて、事業企画、財務、M&Aやアライアンス構築に従事。現在は、企業のアジア新興国進出やPMIの支援を行っている
野澤夏子[ノザワナツコ]
グリーンフィールドジャパン株式会社シニアコンサルタント。ANNコンサルティング株式会社代表取締役。中小企業診断士、通関士。日本電気にて国際調達に従事。輸出入コンサルティング、海外ビジネスおよび物流分野の調査研究の実績を挙げるとともに、企業の人材開発を支援している
大滝令嗣[オオタキレイジ]
早稲田大学大学院経営管理研究科および早稲田‐南洋理工大学ダブルMBAプログラム教授。グローバルビジネスリーダーの育成、グローバル人材マネジメントの専門家。マーサージャパン代表取締役会長兼アジア地域代表、ヘイコンサルティング・アジア地域代表、エーオンヒューイットジャパン代表取締役会長の他、シンガポール経済開発庁ボードメンバー等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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前田まさき|採用プロデューサー