ユーザーイノベーション―消費者から始まるものづくりの未来

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ユーザーイノベーション―消費者から始まるものづくりの未来

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  • サイズ B6判/ページ数 214,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492533352
  • NDC分類 675.3
  • Cコード C3034

出版社内容情報

消費者もイノベーションに参加している! 製品・サービスづくりの未来像と経営を、最先端の研究と先進事例を紹介しながら説く。

これまでイノベーションというものは、メーカーや研究機関からの専売特許と見られてきたが、インターネット技術の進歩に伴い、広く消費者にイノベーションの道が開かれるようになってきている。この「イノベーションの民主化」によって、企業の製品やサービスづくりが大きく変わり、多様なイノベーションが一気に広がろうとしている。それはまた、「消費者の叡智」をうまく取り込むことで、企業は少ない費用で魅力的な製品を開発できるようになることを意味している。本書は、消費者イノベーションについての世界最先端の研究成果をもとに、新しい製品・サービス開発と経営のあり方を説いたものである。マウンテンバイク、マスキングテープ、クックパッド、カヤック、初音ミク、レゴ、無印良品、エレファントデザイン、イノセンティブ、3Dプリンターなど、多くの先進事例も取り上げられている。

第1章 ユーザーはイノベーションする
第2章 ユーザーは用途をイノベーションする
第3章 リードユーザーが低費用でイノベーションする
第4章 消費者はイノベーションを無料公開する
第5章 消費者の多様性がメーカーの能力をしのぐ
第6章 ユーザーは起業する
第7章 「イノベーションの民主化」研究の背景を知る
終章 イノベーションの民主化から何を学ぶか

【著者紹介】
小川 進(オガワ ススム)
神戸大学大学院経営学研究科教授
1964年兵庫県生まれ。87年神戸大学経営学部卒業、98年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院にてPh.D.。2003年より現職。主な著作に『イノベーションの発生論理』『ドクター・オガワに会いに行こう』(千倉書房)、『ディマンド・チェーン経営』『稼ぐ仕組み』(ともに日本経済新聞社)、『競争的共創論』(白桃書房)がある。ユーザー・イノベーション研究では世界的な評価を得ている。2012年高橋亀吉賞(優秀作)受賞。

内容説明

世界最先端のイノベーション研究を豊富な事例とともに紹介。少ない費用で魅力的な製品・サービスを開発できる!「消費者の叡智」を中心に置いた新しいパラダイム。

目次

第1章 消費者はイノベーションする
第2章 ユーザーは用途をイノベーションする
第3章 リードユーザーが低費用でイノベーションする
第4章 消費者はイノベーションを無料公開する
第5章 消費者の多様性がメーカーの能力をしのぐ
第6章 ユーザーは起業する
第7章 「イノベーションの民主化」研究の背景を知る
終章 イノベーションの民主化から何を学ぶか

著者等紹介

小川進[オガワススム]
神戸大学大学院経営学研究科教授。1964年兵庫県生まれ。1998年にマサチューセッツ工科大学スローン経営大学院にてPh.D.、2000年に神戸大学より博士(商学)。2003年より現職。研究領域は、イノベーション、マーケティング、ビジネスモデル論。組織学会高宮晋賞(2001年)、吉田秀雄賞(2011年、準賞)、高橋亀吉賞(2012年、優秀賞)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

WATA

31
メーカーの商品開発者向けの本。ユーザによる製品改良のアイデアをどうやって発見するか、それを製品開発にどうやって取り込むかを紹介している。本書の結論は、アイデアを自由に発表しあうコミュニティが大きな役割を果たすということ。今の私に直接役に立つ本では無かったけれど、誰かのアイデアがコミュニティを巻き込んで広まっていき、世界をほんのちょっと良くしていく、という進歩の仕組みは理想的で素晴らしいと感じた。2014/04/09

087115

4
こういう学問があるんだ。学者同士の繋がりも面白い。企業もオープンになって行かざるを得ない。こういう本もたまには重要。2021/07/24

Sanchai

3
1年半積読にしておいた本をようやく読んだ。『民主化するイノベーション』の著者フォン・ピッペルの愛弟子が書いているので、フォン・ピッペルのコミュニティでイノベーションの民主化に関する研究がどのように展開してきたのか、各々の研究で明らかになってきたことが何なのかが詳述されている。日本人による記述は翻訳よりも読みやすいし、発刊から2年余りの間に世の中で起きてきたことも本書の記述のラインで起きていて、腑に落ちる記述が多かった。2017/06/22

ゆうすけ

1
この頃は神戸大学の経営学者の本をかなり読んでいる。2014/10/13

Takeru Takahashi

1
ユーザーが製品自体、またはその用途をイノベーションする。章の構成が明快で読みやすい。途中のエリックさんの話はどうでもよかった。2015/12/12

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