出版社内容情報
社員の半数近くが職場に閉塞感を感じているという。閉塞感がどこからやってきているのかをさぐり、解消していくための処方箋を提示。
今の職場で
「閉塞感を感じている」
ビジネスパーソンは4割以上
(クレイア・コンサルティングによる職場意識のアンケート調査(2012年)より)
あなたの成長実感、やりがい、仲間との一体感を妨げる閉塞感。
職場の閉塞感はどこからやってくるのか?
そして、あなたはどのように対処するのか?
本書を読めば、閉塞感発生のメカニズムがわかり、乗り越えるための手だても見えてくる。
冒頭では、組織の様々な階層・立場で苦悩する社員の実態を年代別に生々しく描写する事例を入れる。ただし、本書は事例からのみ構成されているものではなく、職場の閉塞感に関する意識調査をベースに執筆されている。昇格機会の減少、周囲とのコミュニケーション機会の減少等を裏づけデータとして提示する。組織・人事のマクロの流れを俯瞰しながら、組織の中に閉塞感が生み出されるメカニズムをコンサルタントの立場で解説していく。最終章では、閉塞感を打ち破るための処方箋を提示する。
本書の目的は、読者に閉塞感を生む構造とプロセスをよく理解してもらい、職場の閉塞感を乗り越えるための第一歩を踏み出していただくことにある。原因がわからない不透明感ほど、人の心をさいなむものはない。「なぜ自分はこのような追い詰められた心理状況になってしまったのか」と思ったとしても、たいていの場合、そこには個人の責任ではない真の原因があり、そこにはまりこんでしまった道筋が存在するのだ。それを理解するだけでも、不安感は払しょくできるだろう。そしてもう一歩踏み込めば、閉塞感発生のメカニズムを熟知し、それを逆手にとりながら、こちらから攻撃をしかける手立ても見つかるはずだ。(本書「はじめに」より)
第1章 今そこにある閉塞感--4つのケース
第2章 職場の閉塞感はどこからやってきたのか
第3章 社員を蝕む閉塞感の構造
第4章 閉塞感に立ち向かう--カベを乗り越えるために
【著者紹介】
草間 徹(クサマ トオル)
クレイア・コンサルティング 代表取締役
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。 トーマツコンサルティング(パートナー)、アーサー・アンダーセン(ディレクター)を経て現職。
経営改革、組織風土改革、企業統合など、企業が危機に直面した状態での人事・組織マネジメントのコンサルティングを得意分野。HRM全般に関するコンサルティング実績を活かして、執筆、インストラクター、講演等も行なう。
内容説明
あなたの成長実感、やりがい、仲間との一体感を妨げる閉塞感。職場の閉塞感はどこからやってくるのか?そして、あなたはどのように対処するのか?本書を読めば、閉塞感発生のメカニズムがわかり、乗り越えるための手だても見えてくる!
目次
第1章 今そこにある閉塞感―4つのケース(「つまりマネージャーになるのはあきらめろってことですか」中堅ITベンダー・システムエンジニア(39歳)
「あなたが戻ってくる場所はもうないんですよ」大手OA機器メーカー・フィールドエンジニア(44歳) ほか)
第2章 職場の閉塞感はどこからやってきたのか(活躍の機会が閉ざされる;儲からない事業構造から抜け出せない ほか)
第3章 社員を蝕む閉塞感の構造(心理的なカベ―閉塞感の発生源;構造的なカベ―閉塞感を生み出す元凶)
第4章 閉塞感に立ち向かう―カベを乗り越えるために(個人はさとく、しぶとく、たくましく;企業は人材マネジメントの基準と次元を上げる ほか)
著者等紹介
草間徹[クサマトオル]
クレイア・コンサルティング株式会社代表取締役。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。アーサー・アンダーセン等を経て、2002年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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