内容説明
ソフトバンクで1000億円のコストを削減したその手法とは。
目次
第1章 あなたの会社には埋蔵金が眠っている(会社の中の埋蔵金って?;会社の利益構造を点検する ほか)
第2章 埋蔵金をどうやって掘り出すか(購買の基本は徹底した「比較購買」;比較購買を有効にするには「流動性」の確保が必要 ほか)
第3章 ITを活用して埋蔵金を確実に掘り出す(厄介なロングテールの正体を暴いてみると…;「工数に負けない」ところの比較購買に威力を発揮する「リバースオークション」 ほか)
第4章 ディーコープの購買支援サービス(買い手企業向け)の概要(サービスの全体像;「見積@Dee」の概要 ほか)
巻末参考資料
著者等紹介
谷口健太郎[タニグチケンタロウ]
1961年、広島県生まれ。早稲田大学理工学部工業経営学科卒業、同大学理工学部大学院にて修士号取得。1987年、日商岩井株式会社(現双日株式会社)入社。情報電子産業部、医用民生電子部を経てプロジェクトマネジャーとして国際プロジェクトに携わる。2000年、日商岩井株式会社退社。同年、ソフトバンク・イーコマース株式会社(後にソフトバンク・イーシーホールディングス株式会社に商号変更を経て現ソフトバンクBB株式会社)入社、新規事業統括部長として多数のインターネット関連事業立ち上げを実施する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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売上高を上げて得た利益も、コスト削減で得た利益も、同じ利益に変わりはない。この考え方にはとても共感するし、「コスト削減=利益」は個人においても忘れてはいけない考え方だと思う。ただ、リバースオークションの仕組みに関しては、どうしてもゼロサムゲームになってしまうのだ、と読み進める中で常々感じる。ほとんどのケースで、Win-Loseの関係になってしまう仕組みではなかろうか。著者がどういう意図で書かれたかは分からないものの、文中に頻出する「業者さん」という一文に、人間の姿が映っていないように感じられたのが、残念。2012/03/30