出版社内容情報
ウォートンスクールの経営論文集。あらゆるビジネスの姿を変える次世代テクノロジーに焦点を当て、評価方法や投資戦略をはじめ5つの側面から学術的に論じる。
内容説明
本書には、これまでの次世代テクノロジー研究に関するわれわれの英知の結集を厳選したものだけがとり上げられている。経営者はどのように財務分析、マーケティング、競争戦略、内部組織等の手法を変えていけばよいのか、どのように共通の落し穴を回避しさまざまなパートナーとうまくやっていけばよいのか、経営者は次世代テクノロジーの進退を決するような組織の問題をどのようにマネージすべきなのか―。これらを議論することは、既存企業や新興企業の経営者にとって、競争し、生き残り、成功する準備を整える際の手助けとなる。
目次
1 技術を評価する(技術の「種形成」および次世代テクノロジーの経路;次世代のテクノロジーの識別と評価)
2 市場をマネージする(新しい技術の将来の市場を評価する;不均質な市場における技術戦略 ほか)
3 戦略を立案する(規律ある想像力:不確実な環境における戦略立案;破壊的な技術に対するシナリオ・プランニング)
4 将来へ投資する(リアル・オプションをマネージする;資金調達戦略とベンチャーキャピタル ほか)
5 組織を再考する(ダイナミックなナレッジネットワークをマネージする;次世代テクノロジーにおける優位性構築のためのアライアンス ほか)
著者等紹介
小林陽太郎[コバヤシヨウタロウ]
1933年ロンドン生まれ。1956年慶応義塾大学経済学部卒業。1958年ペンシルバニア大学ウォートンスクール修了。同年、富士写真フィルムに入社。1963年に富士ゼロックスに転じ、1978年同社取締役社長、1992年より代表取締役会長に就任、現在に至る。1987年米国ゼロックス・コーポレーションの取締役、1999年日本電信電話株式会社取締役に就任。経済同友会代表幹事、国際大学副理事長などを歴任
黒田康史[クロダヤスシ]
1986年慶応義塾大学経済学部卒業。同年富士通(株)入社。人事部門にて国内・海外の人事に従事後、1995年ペンシルバニア大学ウォートンスクール留学。1997年MBA(ファイナンス、ストラテジック・マネジメント専攻)取得。ヒューイット・アソシエイツ、三和キャピタル(株)等を経て、現在アドバンストアイ(株)取締役
鈴木益恵[スズキマスエ]
1988年学習院大学文学部卒業。同年デュポン・ジャパン入社。財務部にて日本およびアジア・パシフィックの財務分析、管理会計等に従事後、1995年ペンシルバニア大学ウォートンスクール留学(フルブライト留学生およびフォード・フェローシップ奨学生)。1997年MBA(ファイナンス、多国籍マネジメント専攻)取得。レブロン社(米国/日本)財務部を経て、現在ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパンにて不動産・不良債権投資ポートフォリオの分析を手がける
村手俊夫[ムラテトシオ]
1990年早稲田大学商学部卒業。同年日本ユニシス(株)入社。金融機関向けソフトの開発に従事後、1995年ペンシルバニア大学ウォートンスクール留学。1997年MBA(ファイナンス専攻)取得。(株)鎌倉を経て、現在(株)インベステック社マネージングディレクター。金融機関向けリスク管理システム開発担当
大塔達也[ダイトウタツヤ]
1987年九州大学工学部航空工学科卒業。1989年同大学大学院工学研究科修了。同年(株)リクルート入社。人事・組織分野のリサーチおよび実務に従事後、1996年ペンシルバニア大学ウォートンスクール留学。1998年MBA(ファイナンス専攻)取得。帰国後、(株)リクルートにてIT分野での新規事業開発、全社の投資政策立案などに従事。2001年、(株)インベステックに参加。現在、同社取締役CFO。米国CPA
田中喜博[タナカヨシヒロ]
1989年大阪外国語大学外国語学部卒業。同年日本債権信用銀行入行。国内法人融資・証券投資業務等に従事後、1996年ペンシルバニア大学ウォートンスクール留学。1998年MBA(ファイナンス、起業マネジメント専攻)取得。卒業後は日債銀にてALM関連業務を担当、現在はJAFCOにてMBOを中心としたバイアウト、ベンチャー投資等を手がける。(社)日本証券アナリスト協会検定会員
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