出版社内容情報
企業戦略を策定する際のシナリオ構築について、情報の収集方法から筋書きの立て方、まとめ方までを、世界のトップ企業の実例を織り交ぜながらテクニカルに解説。
内容説明
現在は激動の時代、先の読めない時代である。企業経営者とスタッフは、不確実性の高い企業環境の中であっても、今、ここで将来にわたる重要な意思決定をしなくてはならない。本書で紹介されているシナリオ・プランニングはこのように不確実な事業環境を生き抜き、成功に導く決断をするための技法である。
目次
第1章 先駆者たちの物語(ピエール・ワックの探究;個人的未来)
スミス&ホーケンの物語―シナリオ作成のプロセス(スミス&ホーケンのシナリオ;結果 ほか)
第3章 人間―シナリオを作る動物(未来の記憶;認識の鎖 ほか)
エピローグ 新しく生まれた息子へ
著者等紹介
シュワルツ,ピーター[Schwartz,Peter]
グローバル・ビジネス・ネットワーク(GBN)社長、未来学者。1982年から86年までロイヤル・ダッチ/シェルでシナリオ・プランニングチームを率いる。本書ではそのときの経験をふまえ、シナリオの考え方と作成の方法からシナリオの例、組織学習を進めるための方法、そしてシナリオ・プランナーたらんと欲する人が注視しておくべき情報源までを解説している。なお、GBNはカリフォルニア州エメリービルに本拠を置く国際シンクタンクで、科学者、芸術家、経営者、世界的な未来学者などが参画している。共著に「The Long Boom」(Perseus Books,1999)、「Seven Tomorrows」(Bantam Books,1982)などがある
池田啓宏[イケダアキヒロ]
日本総合研究所研究事業本部副主任研究員。1960年東京に生まれる。84年東京大学経済学部卒業。日本石油、住友ビジネスコンサルティングを経て、95年より現職。SAP R/3認定コンサルタントSD(販売管理)トラック
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