出版社内容情報
日本でも導入が本格化すると言われる「成果主義」について、その基本原理と実践法を豊富な事例をもとに解説。経営者から人事マンまで人事に関する人なら必読の本。
内容説明
成果主義推進の第一人者が語る経営の視点から見た成果主義導入の現実と課題。
目次
第1章 成果主義、その失敗の本質
第2章 日本の代表的成果主義事例
第3章 アメリカにおける新成果主義の潮流
第4章 経営ビジョンと成果主義人事制度を直結させる
第5章 成果主義の方法論
第6章 成果主義、その次の課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
du
2
この本を買って積ん読しておいて、何日後のある大学の編入試験でまんまとこの本の小論文が出題された…経済、経営系の大学の小論文でけっこう出るらしい。2010/11/11
chikuma
1
読了。良著。米国での職務等階級制度→成果主義の経緯と、ポスト成果主義としての職務等階級制度のブロードバンド化の下りは、興味深い。結びとして、日本は雇用の健全な流動性の確保が必要であり、そのための会社としての役割が書かれています。全体的には、日本企業で採用の多いポイントファクター型職務等級制度が、現場においてしばしば形骸化されている背景が垣間見えて味わい深かったです。ウェルチが実施した強大な官僚的スタッフ機能の解体のくだりは、成果主義を掲げた大手電機メーカと対になる部分である印象を受けます。2010/11/11
だいすけ
0
ポリティクスは成果主義の特質そのものに起因する、だからそれを防ぐ手立ても合わせて必要になるとの指摘にはなるほどと思いました。成果主義とは目的ではなく手段なんですね。人件費のコントロールだけが目的ではないことが分かっただけでも勉強になりました。2016/09/04