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世界の工場から世界の開発拠点へ―製品開発と人材マネジメントの日中韓比較

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492522042
  • NDC分類 675.3
  • Cコード C3034

内容説明

韓国企業、中国企業は、これまで日本の独擅場であった製品開発の分野でも日本企業に迫りつつあり、今や「世界の工場」から「世界の開発拠点」へと進化を遂げつつある。本書は、日中韓を代表するリーディング企業への深い聞き取り調査の結果、ならびに3カ国374社に対するアンケート調査の結果を分析し、製品開発と人材マネジメントとの関係をはじめて明らかにしたものである。

目次

序章 世界の工場から世界の開発拠点へ:製品開発と人材マネジメントの日中韓比較
第1章 東アジアにおける生産ネットワークと製品開発の構図
第2章 製品開発と人材マネジメントの分析枠組み
第3章 携帯電話端末製造企業における製品開発と人材マネジメントの日中韓比較
第4章 液晶テレビ製造企業における製品開発と人材マネジメントの日中韓比較
第5章 業務用情報システム開発と人材マネジメントの日中韓比較
第6章 エンジニア人材マネジメントの日中韓比較:企業聞き取り調査およびアンケート調査に基づく概観
第7章 製品アーキテクチャと人材マネジメント:企業アンケート調査に基づく日中韓比較
第8章 製品開発組織のリーダーシップと製品アーキテクチャおよびインターフェイス設計規則選択
終章 日本はどうすべきなのか

著者等紹介

都留康[ツルツヨシ]
一橋大学経済研究所教授。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(一橋大学)

守島基博[モリシマモトヒロ]
一橋大学大学院商学研究科教授。イリノイ大学産業労使関係研究所、Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

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電機産業における韓国・中国の台頭と日本の衰退は、新聞報道のとおりモジュラー型の勝利、インテグラル型の敗北と分析されています。しかし深く思考してみると、そこには3国の組織人事が大きく影響を及ぼしているはずです。そこを分析した本書はまさに時宜を得たものでした。日中韓の携帯電話、液晶テレビ、情報システムの代表企業に丁寧な聴き取りとアンケートを行っています。結論は日本の復活を「ぶれない選択、開発と営業の力の均衡(過剰品質の克服)」に求め、「安全・安心、構想する」産業を残すことを提言します。思考の出発点を得ました。2013/02/11

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