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反経営学の経営

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492521625
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C3034

内容説明

二〇世紀、企業の勝敗を分けたのはカネという資本とその集積だった。そして米国を中心に経営や統治の仕組みがつくり上げられてきた。しかし二一世紀はこの延長線上にはないだろう。カギを握るのは人的、知的資本であり、それは同時に企業で働く“ヒト”であり、ヒトの生み出す“知”である。知をもとにおき、モノやサービスを創り出す喜び、働く幸せを軸とする仕組みを企業経営の中に織り込むことである。この論は、日本固有の精神文化・風土の中で培われてきたものではあるが、日本の企業を越えて広くグローバルにも新しい経営モデルとして議論の対象になり得るものである。日本人の仕事観を問うカネよりヒトの経営論。

目次

第1章 新しい日本型経営を探る
第2章 作り手・使い手が一体となる
第3章 求道が壁を突き破る
第4章 仕事と人生を重ねる
第5章 コトづくりがモノをつくる
第6章 利他の心が人を動かす
第7章 ものごとの本質を知る
第8章 職商人道に学ぶ

著者等紹介

常盤文克[トキワフミカツ]
1957年東京理科大学卒業。花王入社。スタンフォード大学留学後、大阪大学にて理学博士取得。研究所長、取締役を経て、代表取締役社長、会長を歴任。現在は企業の社外取締役、経営顧問、大学院で教鞭をとるなど多方面で活躍

片平秀貴[カタヒラホタカ]
1970年国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院経済学研究科を経て、大阪大学経済学部助教授、東京大学経済学部教授を歴任。現在は丸の内ブランドフォーラム代表。専門はブランド論

古川一郎[フルカワイチロウ]
1979年東京大学経済学部卒業。東北大学経済学部助教授、大阪大学経済学部助教授、一橋大学商学部助教授を経て、一橋大学大学院商学研究科教授。専門はマーケティング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

8
企業は製品、サービスを市場に出して顧客が点数をつけてくれる。時にはクレームなどを伝えてくれ製品、サービスの改良などに使われている。この循環が顧客の目を養い、企業のレベルを上げていく。時には顧客が想像もつかない昨日を捨てたイノベーションで驚かせりこともある。顧客に対し喜び、情熱をうり地域に貢献する、石田梅岩の三方よしを実現して行くにはバランスシートには出ない利益だが人の幸せを中心に置いた経営をしないとできない。人は仕事を通じて成長していく優しく思いやりを社員同士で共有する煌く組織こそ三方よしが出来る様になる2014/04/07

Hiro A

0
セミナーの課題で読みました。 日本の過去の商業にふれ、詳しい事例を示しながら、 スローに展開していく。 日本人の抱くステレオタイプ的な米国型経営と、日本人が考えている理想的な日本型経営の対比か。 正直、私には100%理解できない。 でも、今日著者の常盤さんの講義を受けて、 その経営やものづくりについての造詣に脱帽。 とりあえず、教養として読んでおく本。 2008/08/01

NMickey

0
反経営学の経営というコンセプトが今の自分に大きな響きがあった。MBAの反対側にある世界に興味が惹かれ、誘われて読んだ本。まさに、顧客志向であり、仮設志向であり、ものづくり志向であり、職商人志向という今求めていたものであった。また折に触れて読みたい本。2024/03/13

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