出版社内容情報
670万部の「学習」「科学」を失った学研は、いかにして危機を克服したのか。M&Aを活かした事業創造の最高の教科書。
野中郁次郎氏・推薦
経営者の確かな戦略とやり抜く力(GRIT)がいかに大切かを、本書ほど雄弁に語っている本はないだろう。
対等に融合しシナジーを高め合う「日本型M&A」のすすめ
M&Aは、産業界全体にもっと浸透していい経営戦略だ。特に日本の場合、少子化による人手不足や事業継承者不足、低成長、外資との競争といった複数の問題を抱えている。そのために、長年培ってきた技術やノウハウやブランドが消失したり、海外へ流出したりするのはあまりにも惜しい。それを食い止める手段としても、M&Aは有効なはずである。(中略)
かつて私がM&Aについて学ぼうとしたとき、財務や法務について詳しく書かれた本はあっても、実際の現場で何が行われているのかまではわからなかった。自身が現場で経験してみると、実はそこでのやりとりにこそ、成否を決するもっとも大事な要素が含まれていることを知った。その生々しい現場の声をお伝えすることで、「日本型M&A」に対する理解を深めていただくことが本書の狙いである。より良い形でのM&Aの成立に多少なりとも貢献できるなら、ひいてはそれが日本の産業界の活性化につながるなら、著者として望外の喜びである。(「プロローグ」より)
内容説明
対等に融合しシナジーを高め合う「日本型M&A」のすすめ。
目次
プロローグ 瀕死の学研を救ったのはM&Aだった
第1章 どん底での社長就任
第2章 M&A前哨戦―全国47都道府県の進学塾を確保せよ
第3章 V字回復への道―M&Aの光と影
第4章 M&Aを成功させる17の原則
第5章 4年目の落とし穴―経営の手綱を締め直す
第6章 日本の「学研」から世界の「Gakken」へ
著者等紹介
宮原博昭[ミヤハラヒロアキ]
株式会社学研ホールディングス代表取締役社長。1959年広島県生まれ。防衛大学校卒業後、貿易商社を経て、1986年に株式会社学習研究社(現 学研ホールディングス)入社。学研教室事業部長、執行役員、取締役を歴任し、2009年学研ホールディングス(以下HD)取締役に就任。学研塾HD、学研エデュケーショナル、学研教育出版の代表取締役社長兼任を経て、2010年12月、学研HD代表取締役社長に就任。教育と医療福祉を中核とした事業改革を牽引し、13期連続増収、8期連続増益のV字回復を果たす。現在、日販グループホールディングス株式会社社外取締役、公益財団法人古岡奨学会理事長、一般社団法人日本雑誌協会副理事長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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