熱海の奇跡 - いかにして活気を取り戻したのか

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熱海の奇跡 - いかにして活気を取り戻したのか

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492503010
  • NDC分類 601.154
  • Cコード C0034

出版社内容情報

団体観光客などが激減し衰退した熱海はなぜ復活を遂げたのか。ゼロから街の再生に取り組み、テレビなどでも注目を集める著者が明かす大前研一氏、木下斉氏推薦!

「衰退した観光地」の代名詞となっていた熱海はなぜ再生できたのか

Uターンしゼロから街の再生に取り組んだ著者を通して見えてくる、人口減少時代の魅力ある地域づくりのあり方。


◆推薦の言葉

大前研一

「単年度予算で動く行政を民間が補完して町の魅力作りを長期的に推進する格好のモデル。著者が代表を務め、熱海を活性化しているNPO法人atamistaの実績から多くのヒントが得られる」

木下 斉

「この本は地元に戻り、仲間と小さな事業を立ち上げ、成長させることが、まちの再生に繋がることを教えてくれる。読み終えたら、多くの人が挑戦したくてウズウズするだろう刺激に満ちた一冊だ」


◆著者の言葉

この本では、熱海で私たちが培った経験を、可能な限りお話ししました。
ビジネスの手法でまちづくりをすることは、熱海だけに使えるやり方というのではなく、日本全国どこの地域でも使えると思うのです。
なぜなら、かつての熱海の衰退は、日本全国の地方の衰退と同じ構造で起こったからです。(プロローグより)
                                                 


プロローグ ビジネスによる?まちづくり?があなたの街を再生する

第1章 廃墟のようになった熱海

第2章 民間からのまちづくりで熱海を再生しよう

第3章 まちづくりは「街のファンをつくること」から

第4章 街を再生するリノベーションまちづくり

第5章 一つのプロジェクトで変化は起き始める

第6章 街のファンはビジネスからも生まれる

第7章 事業が次々と生まれ育つ環境をつくる

第8章 ビジョンを描き「街」を変える

第9章 多様なプレイヤーがこれからの熱海をつくる

エピローグ 都市国家のように互いに繁栄を


市来 広一郎[イチキ コウイチロウ]
著・文・その他

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

88
熱海駅前にもたくさんの若い人がいて驚いた。MOA美術館に行く時に利用するだけだったので、熱海銀座の行列と人混みの中に本書にある「guest house MARUYA」とその前にある「釜鶴ひもの店」を初めて見つけて、著者の永年にわたる取り組みの成果を実感として感じることができた。昔は熱海の旅館で酒飲んで宴会して二日酔いで温泉入るだけだったのが、バブル崩壊と温泉観光地の衰退で閑散としていた2000年代を経て、現在はV字回復した。ATAMI2030会議で熱海に新しい企業を100社以上誕生できるのでしょうか。2025/03/30

おさむ

31
東京からの安・近・短の観光地の代名詞である熱海。この10年間、町おこしに尽力してきた著者の体験談はとても真面目で、嘘や誇張がなく、腑におちます。シャッター街を再生するにはワカモノ、ヨソモノ、女性が重要であり、地元民が地元を好きになって誇りを持てるような意識改革が欠かせない。先日の朝日新聞の記事で峰竜太さんも似たようなこと、言ってたなあ。高齢化をいかに克服するかは日本全体が抱える課題でもあり、いろいろなやり方がありそうです。正解はひとつではないことも忘れないようにしたい。2018/09/24

雲をみるひと

27
地元愛に溢れる熱海出身の作者による熱海再興に関する取り組みがテーマ。コロナ禍前の出版。熱海愛を持つに至った作者の取り組み開始前の半生、取り組み開始後の具体的施策、周囲の巻き込み方などが時間順に平易に書かれているのでわかりやすい。地域再興という観点以外にも様々な示唆が得られる本だと思う。2024/02/10

おせきはん

18
熱海の再生に取り組む著者の体験が語られています。小さな取り組みから始めたこと、補助金に頼らず収益性を重視していることは、活動を継続するために重要だと思いました。地域の魅力を再発見し、地元の人々と一緒に発信するのは、熱海だからできたわけではなく、どの地域でも取り組めるオーソドックスな手法だと感じました。失敗を率直に語る著者の姿勢にも好感を持ちました。2018/12/16

Kentaro

15
ダイジェスト版からの要約 かつて、首都圏近郊の温泉地として栄えた熱海は高度経済成長期から徐々に衰退していき、2000年代にかけては、すっかり見る影もなくなた。熱海の旅館やホテルの宿泊客数は60年代半ば530万人が、11年には246万人と半分以下に落ち込んだ。しかし、'15年には308万人となっていて、短期間に20%以上も急増したため、熱海はV字回復したと言われている。地元の人が熱海を知り、好きになってもらうことから始める。地元の人たちのネガティブな熱海のイメージが変わらないと、熱海の再生なんかあり得ない。2018/07/13

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