グッチの戦略―名門を3度よみがえらせた驚異のブランドイノベーション

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グッチの戦略―名門を3度よみがえらせた驚異のブランドイノベーション

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492502587
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C3034

出版社内容情報

グッチとグッチグループの今昔の経営戦略、ブランド戦略がこれ一冊でわかる。アパレル、ラグジュアリーブランド業界関係者必携の書。

イタリア最強のラグジュアリーブランドは、なぜ3度もの危機を乗り越えられたのか!?
花の都フィレンツェへの地元密着経営、世界中を魅了するアルチザンの技、常に新鮮な“変わり続ける老舗”の本質をとらえる。

ジャッキー、バンブー、ホースビット、フローラ……
一目でグッチとわかるアイコンの数々が生まれた理由、そして、それをさらに進化させ続けてきたブランドマネジメントとブランドイノベーションに迫るグッチ分析の決定版!

――日本企業、特にものづくり企業はグッチに学ぶべきである。
そう言うと、「とても無理。我が社がグッチのようなラグジュアリーブランドになれる訳がない。そもそも日本企業には無理」と、賛同するどころか、強く否定される。
しかし、まだ百年と経っていない1921年に、人口36万人ほどの地方中核都市フィレンツェで創業したイタリアの地場産業かつ一族経営の企業が世界的なラグジュアリーブランドになったという「結果」を見て「日本企業には無理」と考えるのではなく、グッチが「何をやって」ラグジュアリーブランドになったかを学ぶべきではないだろうか。
以下の点は日本企業の参考になるだろう。
・戦争による創業直後の原材料不足、一族による骨肉の争い、救世主だった経営者とスターデザイナーの辞任という3度もの危機を乗り越え飛躍したこと
・地元・花の都フィレンツェへの密着経営
・世界中を魅了するアルチザン(職人)の技の重視
・常に新鮮な??変わり続ける老舗?≠ナあること
特に、コスト削減のため、アジアの国々に生産拠点を移して、労働力だけでなく職人技やノウハウまでが空洞化し、高品質の代名詞「メード・イン・ジャパン」を失いつつある日本のものづくり企業には、グッチの戦略は耳が痛いアンチテーゼになっている。
(「おわりに」より)

プロローグ

第1章 グッチのブランドマネジメントとイノベーション
 第1節 ブランド戦略のポイント
 第2節 現在までのグッチと周りをとりまく環境
 第3節 ブランドマネジメント
 第4節 イノベーションによる価値創造
 第5節 ブランドマネジメントとイノベーションに関するまとめ

第2章 グッチ・グループの形成
 第1節 ハンドバッグ戦争:LVMHによるグッチ買収を巡る攻防
      コラム:三つの戦略の区別
 第2節 マルチ・ラグジュアリー・ブランド構想の実現
 第3節 ロバート・ポレットの時代:2004年5月~2011年2月
 第4節 ジャンニーニが選ばれた理由

第3章 グッチ家のファミリービジネス
 第1節 品質を追い求めたグッチオ・グッチ
 第2節 市場を追い求めたアルド・グッチ
 第3節 権限を追い求めたロドルフォ・グッチ
 第4節 名声を追い求めたパオロ・グッチ
 第5節 改革を追い求めたマウリツィオ・グッチ

第4章 トム・フォード × ドメニコ・デ・ソーレ
 第1節 フォード×デ・ソーレ体制の幕開け
 第2節 ファッションのグッチとフォード
 第3節 プラダ、LVMHの脅威、PPRの登場、YSLを傘下に
 第4節 フォード×デ・ソーレ体制の終わりとその後

付録1 グッチCEOパトリツィオ・ディ・マルコ氏へのメールインタビュー
付録2 グッチ本社取材記
付録3 グッチミュゼオ訪問記

おわりに
グッチの年表
編著者・執筆者紹介

【著者紹介】
早稲田大学大学院商学研究科専門職学位課程ビジネス専攻(早稲田大学ビジネススクール)・博士課程商学専攻教授。早稲田大学理工学部卒業、同大学大学院理工学研究科博士前期課程修了。立命館大学経営学部教授などを経て、2003年より現職。08-09年フランスESSECビジネススクール客員教授。12年より早稲田大学ビジネススクールMBAプロフェッショナルプログラムラグジュアリーブランディング系モジュール(LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン寄附講座)責任者、早稲田大学ラグジュアリーブランディング研究所所長。工学博士(早稲田大学)。専門はラグジュアリーブランディング論、デザイン&ブランドイノベーション・マネジメント。著書に、『シャネルの戦略―究極のラグジュアリーブランドに見る技術経営』(編著、東洋経済新報社、2010年)、『ルイ・ヴィトンの法則』(編著、東洋経済新報社、2007年)ほか多数。訳書に『ラグジュアリー戦略』(東洋経済新報社、2011年)、『ファッション&ラグジュアリー企業のマネジメント』(東洋経済新報社、2013年)

内容説明

イタリア最強のラグジュアリーブランドは、なぜ3度もの危機を乗り越えられたのか!?

目次

第1章 グッチのブランドマネジメントとイノベーション(ブランド戦略のポイント;現在までのグッチと周りをとりまく環境;ブランドマネジメント;イノベーションによる価値創造;ブランドマネジメントとイノベーションに関するまとめ)
第2章 グッチ・グループの形成(ハンドバッグ戦争―LVMHによるグッチ買収を巡る攻防;マルチ・ラグジュアリー・ブランド構想の実現;ロバート・ポレットの時代―2004年5月~2011年2月;ジャンニーニが選ばれた理由)
第3章 グッチ家のファミリービジネス(品質を追い求めたグッチオ・グッチ;市場を追い求めたアルド・グッチ;権限を追い求めたロドルフォ・グッチ;名声を追い求めたパオロ・グッチ;改革を追い求めたマウリツィオ・グッチ)
第4章 トム・フォード×ドメニコ・デ・ソーレ(フォード×デ・ソーレ体制の幕開け;ファッションのグッチとフォード;プラダ、LVMHの脅威、PPRの登場、YSLを傘下に;フォード×デ・ソーレ体制の終わりとその後)
付録1 グッチCEOパトリツィオ・ディ・マルコ氏へのメールインタビュー
付録2 グッチ本社取材記

著者等紹介

長沢伸也[ナガサワシンヤ]
早稲田大学大学院商学研究科専門職学位課程ビジネス専攻(早稲田大学ビジネススクール)および博士課程商学専攻教授。工学博士(早稲田大学)。専門はラグジュアリーブランディング論、デザイン&ブランドイノベーション・マネジメント

福永輝彦[フクナガテルヒコ]
株式会社MJYコンサルタント・シニアコンサルタント。経営管理修士(MBA、早稲田大学)。専門はラグシュアリーブランド論。1977年神奈川県相模原市生まれ。2000年パリのアパレルパタンナー養成校A.I.C.P(モデリスト科)修了。2002年上智大学外国語学科フランス語学科卒業。2013年早稲田大学ビジネススクール(大学院商学研究科専門職学位課程ビジネス専攻)修了。国内アパレルメーカーのパタンナー、百貨店リテール営業を経て、2013年より、経営参画業務、店舗開発業務、新規ビジネス、海外市場開拓支援などを行う国内独立系コンサルティング会社、株式会社MJYコンサルタントに勤務

小山太郎[コヤマタロウ]
中部大学講師(研究推進機構講/経営情報学部/全学共通教室)・早稲田大学ビジネススクール非常勤講師。専門はラグジュアリーマーケティング、製品開発論。1969年生まれ。1993年早稲田大学政治経済学部卒業、1995年同大学大学院経済学研究科修士課程、2006年同大学大学院商学研究科博士課程修了。同年より現職

岩谷昌樹[イワタニマサキ]
東海大学政治経済学部教授。博士(経営学)。専門は国際経営論、グローバル企業の戦略、デザインマネジメント。1973年岡山県倉敷市生まれ。1996年立命館大学経営学部卒業、2001年同大学大学院経営学研究科修了。2003年東海大学政治経済学部専任講師、2006年同大学同学部助教授、2007年同大学同学部准教授、2013年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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手押し戦車

8
一流の職人を長期に保有し材料や品質の向上に日々、研究開発を進め手作りの質を継承して行く為に町工場を若手の修行の場として技術支援や投資を行い一流の職人を自社に迎え入れ町工場と自社工場で協力して製品を作り上げる。デザイナーと経営マネジメントを融合しブランドの過去のイメージを破壊し新たなコンセプトでブランド価値で顧客を創造して行く。マーケティングとデザイナーの意思の疎通が過去を壊し新たなブランド価値を作ることで高利益率を維持し、顧客創造出来る凄い2014/12/01

Koki Miyachi

2
GUCCIという世界的なブランドの誕生から盛衰まで。多面的に深く私の好奇心を刺激してくれた。GUCCIのブランドとしての凄みが、筆者の徹底した取材に基づいたテンポが良い文章でストレートに伝わってくる。2020/02/20

ryo_naka

0
読み物としてはそんなに面白くはなかった。残念。2023/11/11

あか

0
グッチの戦略と歴史を解説した本。ただグッチが具体的にどのようにして危機を乗り越えることができたのかは理解できなかった。あくまで事実が書かれているだけで、あまり再現性はないレベルの内容が記載されていると感じた。グッチを知りたい場合はいいかもしれないが、ブランドマネジメントを知りたい場合は微妙だった。2022/03/16

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