予測できた危機をなぜ防げなかったのか?―組織・リーダーが克服すべき3つの障壁

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予測できた危機をなぜ防げなかったのか?―組織・リーダーが克服すべき3つの障壁

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492502297
  • NDC分類 336
  • Cコード C3034

内容説明

予見可能な危機とは、その潜在性を認識するのに必要なデータがあるのに、心理的要因、組織的障壁、政治的影響により、効果的な防止策がとられないときに起こるものをいう。その責任はリーダーにある。多くの組織では、明らかに措置を講ずべき予見可能な危機が、はっきり目に見える形で、今も迫りつつある。本書は多くのカタストロフィーが明らかに予見可能だったということを解明しつつ、予見可能な危機が暴発するのを予防するための道具を提案する。

目次

予見可能な危機とは何か
第1部 予見可能な危機のプロトタイプ(9・11:予見可能な危機を無視するコスト;エンロン破綻と監査法人独立性の欠陥)
第2部 気がついていることに、なぜアクションをとらないのか(認知要因:人間のバイアスの作用;組織要因:構造的欠陥の役割;政治要因:特殊利益団体の役割)
第3部 予見可能な危機を予防する(認識:発生する脅威をより早く確認する;優先順位をつける:適切な問題に集中する;動員:予防措置への支援を築く;将来の予見可能な危機)

著者等紹介

ベイザーマン,マックス・H.[ベイザーマン,マックスH.][Bazerman,Max H.]
ハーバード・ビジネススクールにおいて経営管理ジェシー・イジドー・ストラウス記念講座教授を務める

ワトキンス,マイケル・D.[ワトキンス,マイケルD.][Watkins,Michael D.]
リーダシップ戦略をメインに扱うジェネシス・アドバイザーズの創業者。ハーバード・ビジネススクール教授、ハーバード・ケネディスクール教授を歴任

奥村哲史[オクムラテツシ]
名古屋市立大学大学院教授。1959年札幌生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得、滋賀大学教授を経て2006年より現職。ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院DRRC(紛争解決研究センター)フェロー、フランスESSECビジネススクールIRENE(欧州交渉研究教育センター)学術委員。リスクマネジメント協会評議員。専門は、交渉と紛争解決、組織行動とリーダーシップ、リスクマネジメントや戦略策定の組織心理的側面(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kasugaitaro2011

1
予測のために組織がやるべき事は、真摯に正しい事をやり続ける事しかない。2012/02/05

ひ※ろ

0
★★★☆☆2013/07/23

Kawai Hideki

0
原発事故を振り返り、今後同じ過ちを繰り返さないために何をすべきかを考えさせてくれる本。あるいは、自分が所属する会社や組織に、静かに迫り来る危機に、どう立ち向かうかという指針を与えてくれる本。 ハーバード大学の先生が書いているので、紹介されている事例は9.11やエンロン事件だけど、①情報を集め、②点と点をつないで危機を認識し、③適切な優先順位で対策を実行し、④教訓を組織の記憶に残すことが、普遍的なフレームワークとして大事。そして、個人の認識の限界をカバーするために、組織的・体系的に取り組む必要がある。2012/01/26

Mika Otomo

0
事業リスクマネジメントのレポートに向けて、事例も豊富で面白かった。ただ、本のスタイルが読みにくい、、、2021/07/31

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