出版社内容情報
国内就業者の1割強を占める建設・不動産業界。内需依存、人材不足などから明確な成長戦略を打ち出せずにいる昨今、いかなる自己変革がありうるのか。今後の方向性を具体的に展望。
内容説明
脱「ガラパゴス化」に向けた道筋、そして新たな挑戦課題を大胆に提言。NRI独自調査による克明な視角。
目次
第1章 成熟化が加速する二〇一五年の日本(人口減少のさらなる進行と世帯数の減少;変わる家計支出の構造 ほか)
第2章 大再編時代へ突入する建設業界(半減する市場への抜本的な対応が求められる建設業界;ストック型ビジネスへの転換が求められる設備工事業界)
第3章 ボーダレスな再編が加速する住宅業界(人口・世帯減少が直撃する住宅市場;ビジネスモデルの転換を迫られる戸建住宅業界 ほか)
第4章 新しいステージに突入する不動産業界(新たな戦いの局面を迎える総合デベロッパー;グローバルマネーがもたらす不動産投資市場の変貌 ほか)
第5章 新たな業界再構築に向けて(二〇一五年に向けた挑戦;業界別挑戦課題 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
1
7年前に書かれた本である。この手の本はちょうど答合わせをするようで面白い。今から7年先を想像するのが難しいように7年前に今を予想するのは難しいことだと思う。建設業界はフローからストックに向かう大きなトレンドは変わらないと思うが、2020年のオリンピックやアベノミクスによる経済対策は予想されていない。このイベントは建設業界にとっては朗報である。いずれ、少子化による市場の縮小がかならず訪れる。それまでにどう対応するかである。この本の予想は少し早いのかもしれない。現実は茹でガエルばりにゆっくりと変化している。2015/03/19
ともの
0
国内市場の縮小、競争の激化と耳にタコができるほど叫ばれている。新しいビジネスモデル、業界再編のために具体的な施策が今すぐに必要。2015/02/27
dyui3
0
=) 業務で必要なので読んだが、国内需要が見込まれない状況でこの業界がどのようにして生き残っていくのかを知ることができてよかった。あと、元締め商売はなんだかんだで儲かる仕組みになっているんだとも感じた2010/07/18