内容説明
現代アートを取り入れ、黒字経営を続ける温泉旅館・大黒屋。73%がリピーターになるという「奇跡の宿」の正体とは―。
目次
プロローグ 73%がリピーターになる「奇跡の宿」
第1章 「アートスタイル経営」を掲げる温泉宿へ
第2章 現代アートのある風景
第3章 保養とアートの宿
第4章 「アートスタイル経営」の原点
第5章 「傍」を「楽」にする仕事―大黒屋に集う人々
第6章 アートが求められる時代
第7章 志から生まれた「清潔な経営」
著者等紹介
山下柚実[ヤマシタユミ]
ノンフィクション作家。1962年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。身体と社会との関わりに関心を持ち、美容整形、エイズ問題、五感などをテーマに取材。『ショーン横たわるエイズ・アクティビスト』で、第一回小学館ノンフィクション大賞優秀賞。環境省「感覚環境の街作り検討会」委員。五感生活研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆい
3
あー、好きこういうの…。要は芸術、美術のコスパの話。値打ちって、つけたもん勝ちなのかな。直島に置いてあるオブジェが草間彌生じゃなかったらどれくらい人気度って違ったんだろうなど思いながら。2018/04/05
ゆうゆう
3
模索して、既存の経営からの脱却を図った結果、たまたま行き着いたところがアートスタイル経営のような気がする。歴史ある温泉宿、大黒屋にで、現代アートを取り入れるために融資、前代未聞すぎだった事でしょう。栃木銀行さんの困惑が目に浮かぶようで、思わず苦笑してしまう。現代アートを利用した経営マネジメント。一度行って体験したい!2015/03/10
冬木楼 fuyukirou
1
「文化や美意識というものがないと、本当に大切なものが何なのかという価値観が持てない。」との言葉にしみじみ納得2012/09/10
さとみ
0
楽しく働くためには、、 サービス業なので読んでいて面白かった。2014/02/27
serene
0
現代アートを理解することの奥深さや、それでもその難しいことをあえて経営に取り入れる旅館の信念が胸を打ちました。アートの可能性の豊かさに脱帽の一冊です。2010/05/07