内容説明
今、ソニー社内では「もう、昔話をするのはやめよう」と語られていると聞く。だが、この本では、あえて昔話を重んじた。歴史の検証なくして、未来は語れないと考えたからだ。過去を否定し、遠い未来に夢を追い求める志向がソニーの遺伝子かもしれない。それを解析するためにも過去を知ることは重要である。本書は、経営史的な視点から、同社の戦略を分析したケーススタディである。
目次
プロローグ 「焼け跡派ベンチャー」の経営史的意義
第1章 還暦ソニーの原点
第2章 成長企業の情熱と行動力
第3章 全盛期の技術経営
第4章 第二世代の浮沈
第5章 「新日本型経営」の行方
エピローグ 経営者にこそ徹底した成果主義を
著者等紹介
長田貴仁[オサダタカヒト]
神戸大学大学院経営学研究科助教授。ジャーナリスト、編集者を経て2005年4月から現職、技術経営、経営者論をテーマにした著書が多い。特に、電機メーカーの経営については、長年にわたり研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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