出版社内容情報
好調のアメリカ経済を支える新情報産業。その最先端の事情に関する現地実態調査をもとにマルチメディアによる都市再生および産業振興の可能性を明らかにする。
内容説明
日本経済再生の鍵情報産業の新しい波。アメリカ経済を支える新情報産業の現場はどうなっているのか。現地調査を踏まえ、マルチメディアがもたらした都市再生、産業復興の実態を明らかにする。
目次
第1部 マルチメディア都市の出現(都市型産業としてのマルチメディア;シリコンアレー―路地裏から大通りへ;マルチメディアガルチ―公園からあふれだしたデジタルアート)
第2部 マルチメディア都市革命のモデル(都市再生のモデル―第二次ジェントリフィケーションとしてのマルチメディア革命;都市産業空間のモデル―マルチメディア都市へのルーツ;新産業のモデル―インターネットの普及とデジタルビジネスの勃興;新ビジネスのモデル―マルチメディア企業の勝ち残り戦略)
第3部 マルチメディア都市の挑戦(ニューヨーク・ロウアーマンハッタン地区の挑戦;サンフランシスコ・ソーマ地区の挑戦;日本への示唆と可能性)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
6
バレーだと思って読んだらアレーでした。内容はニューヨークとカリフォルニアの都市の産業振興策の報告です。ハードのバレーの時代は過ぎて、ソフトのアレーの時代だという問題意識から発しており、コンピューターの普及を前提に、それを使ってどのような産業を育んでいくかが分析されています。元ネタが同じなので、有名なクリエイティブ都市論と共通した認識が散見されます。アメリカの勝ち確も当然でなかった90年代後半には、まだまだ日米の差もそれほどでなく、この知見が日本から発せられる可能性もあったのかな?と思ってしまいます。2025/10/09
ja^2
1
NY市の固定資産税減免は参考になった2010/06/11




