内容説明
本書の目的は、1895年より日本の統治下に入った地域、すなわち旧日本植民地の経済統計を国民経済計算の枠組みに従いながら整理し、今後の分析用に供することにある。
目次
第1部 分析(「旧日本帝国」の経済構造―国民経済計算による分析;「旧日本帝国」経済の計量モデル;植民地財政の創設と発展;台湾・朝鮮の農業生産;台湾・朝鮮の消費水準;日本統治下における台湾・朝鮮の労働経済;朝鮮からの対日移民;関東州・満鉄付属地の経済 ほか)
第2部 解説(国民経済計算;「帝国」内貿易マトリックス;財政による日本・旧植民地間の資金移転;台湾・朝鮮の労働統計;台湾・朝鮮の個人消費支出;台湾・朝鮮の財政;南樺太の経済指標;関東州・満鉄付属地の経済指標 ほか)
付録(植民地の人口センサス;旧植民地経済統計データベース;「旧日本植民地」主要統計資料一覧)
第3部 資料(国民経済計算;貿易マトリックス;「日本帝国」財政 ほか)