らんぷの本
東郷青児―蒼の詩 永遠の乙女たち

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309727660
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0371

内容説明

甘くもの哀しい乙女像で昭和を駆け抜けた画家・東郷青児。代表的作品のほか、洋菓子店の包み紙から本の装釘まで“あの頃”の記憶が甦る、ロマンティックな意匠を集めました。

目次

第1章 雑貨デザイン
第2章 装釘本
第3章 絵と人生
第4章 ゆかりのお店を訪ねて
第5章 包装紙ギャラリー
第6章 エッセイ&マンガ
第7章 東郷たまみさんインタビュー

著者等紹介

野崎泉[ノザキイズミ]
文筆業。2003年より“乙女と古本”をテーマに、小冊子『gris‐gris(グリグリ)』を不定期で発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

54
東郷青児といえば宇野千代さんの恋人だった画家のイメージが強いが、幼い頃彼の絵を美術の教科書で見たときに何とも言えないひんやりした質感の肌を持つ女性たちの絵に「お洒落な絵だな〜」と子供心に思ったことを思い出す。画家ひと筋に生きた人かと思っていたので、本書で様々なパッケージデザインなどを手がけていたことを知り意外だった。竹久夢二の使い走りをしていた(?)若き日に夢二の妻・たまきといい雰囲気になり夢二の怒りを買ってバットを持って追いかけられたエピソードには笑った。妻のみつ子夫人は永遠のミューズだったのですね。2017/01/19

100

13
東郷青児作品目当てでSOMPO美術館に行ったことがあるけど、展示されていなくて(完全にリサーチ不足)。でもグッズ売り場には何点かあったから望郷のポストカードやらを購入した思い出。だから図書館で「東郷青児」の字面を発見し嬉々として手に取った。エピソード等を読むのは勿論、眺めるだけでも楽しい一冊。包装紙やケーキのおまけの栞が素敵。2022/06/21

nemuro

11
書店で見かけ。「さて購入しようかどうしようか」。躊躇の末、購入を見送ったところ、翌日には函館市中央図書館にて再会(?)。思えば、昔から好きな画家の一人。10年ほど前のことになりますが、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館(当時は安田火災東郷青児美術館でしたが)へも行きました。東京・吉祥寺の老舗喫茶店『ボア』は2007年9月に閉店とのことですが、京都・四条木屋町『喫茶ソワレ』と大阪・通天閣の老舗ジャズバー『BABY』には、是非足を運び、青児の作品たちに出合いたいところです。 2011/06/12

所沢

10
西洋のモダンさと日本的な叙情が融合した乙女像に本書と美術館で魅せられた。絵に古さを感じず、今の時代でも受け入れられる魅力がある絵だと思う。今は無き吉祥寺の喫茶店ボアに行ってみたかった。目の保養になる絵だと思う。2015/12/31

みの

7
図書館で発見して、表紙に一目惚れ(笑)。東郷さんを知らなかったのですが、このエロティックなのに中性的な感じはなんだろう。強く惹かれます。2011/09/19

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