出版社内容情報
経済データの統計的分析についての基礎知識の提供を目的にした本書は経済分析で実際に使うという立場から内容を選択し、その方法の意味や限界を理解しやすいよう記述に工夫。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
何度目かの再読なのですが、知識の確認的な読み方をしています。少し前に宇沢先生の解析(特に積分)が理解不能でしたので、統計学のわかりやすい本を取り出しました。第二部で統計や経済数学に必要な数学的な知識を補完してくれるところがあります。行列や回帰分析など今はそれほど流行っていないのでしょうが、計量経済分析にはかなり役に立ちます。2024/07/18
KAZOO
4
非常に文系の人にはわかりやすく書かれている統計学の本だとおもいます。説明や例題、練習問題なども豊富です。また行列についての数学的な章も含まれていて、回帰分析など計量経済学的な説明もあります。ただ若干古いためにベイズ統計についての説明が少ない感じがします。2014/02/20
金糸雀
4
計量のところは飛ばして統計のところだけ読んだ。最初の1~5章は準備として確率とか変数変換とか統計のいろいろについて書いてある。6~8章は簡単な統計、9~11章は(簡単な)計量について、12章で簡単な線形代数をアリバイ程度にやって13章からが本番といった感じ。14章でちょっとだけ統計的決定理論とかベイズ推定について書いてある。輪読で使ったがマクロ理論の人らしかいなかったので「これいつ使うんだよ」と10分ごとに言ってた気がする。あと二次形式について今まで見たテキストの中で一番しつこく書いてある。2013/03/18