貨幣発行自由化論

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貨幣発行自由化論

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  • サイズ B6判/ページ数 217,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784492460221
  • NDC分類 337.3

出版社内容情報

中央銀行は必要ない。経済の正常化のために、通貨発行は民間に任せよ。競争原理に基づく貨幣発行を求めた自由主義の巨匠・ノーベル経済学賞受賞ハイエクの管理通貨制度撤廃論。

内容説明

中央銀行は必要ない。経済の正常化のために、通貨発行は民間に任せよ。自由主義の巨匠による管理通貨制度の徹底批判。

目次

貨幣創造についての政府特権の起源
並行通貨と貿易鋳貨についての乏しい経験
民間名目貨幣発行
異なる場貨を発行する銀行間の競争
競争通貨の価値を統制する可能性
公衆はどのような通貨を選ぶであろうか
われわれの目的にとっての貨幣数量説の有用性
自由銀行業
全盤的なインフレーションやデフレーションは再び生じないか
金融政策は望ましくなくまた可能でもない
固定為替相場制よりもより良い規律
政府の財源調達と支出に対する影響
国家からの保護
長期的な展望〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekozuki

2
自分があまりにこの分野に不案内だからなのか、ハイエクの主張が難しすぎるのか、はたまた訳者の翻訳がへたくそなのか…。とにかく何とか1周目を通したが、正直ほとんど頭に残らなかった。ハイエクの主張の最も大きなポイントが「政府に貨幣発行を独占させるべきでない」ということだろう。それにより、当時(現在でもそうだが)問題であった、「インフレ」「失業」といった資本主義の欠陥を補うことができ、むしろそれしか解決策はないのだと主張している。実際、貨幣発行権の非独占化については、同意できる部分が多い。2014/09/14

山像

1
読むのは大変だった。翻訳も直訳調で一文一文が中々理解しづらい(にも拘らず訳者あとがき曰く「自然な日本語にした」らしい)し、そもそも著者は似た字面の語でも厳格に使い分けているらしいが、結構な部分正確な定義を確認しないで読み飛ばしてしまった。内容は、政府の貨幣独占的発行権に必然性はないという歴史講釈から始まり、民間銀行が独自の貨幣を発行するシステムが如何に機能するかを述べている。説得力のある文章だが、このような突飛過ぎるシステムの社会科学的妥当性を誰がどのように評価することができるのか、想像することもできない2012/03/11

小出 亮

0
仮想通貨・電子マネーのアイデアのルーツとも言える本。 基本的に自由主義者(リバタリアン)は金本位制の廃止後は特に、政府が発行する貨幣に自由市場の未来に対する希望を抱いていない。2021/04/03

サナダ

0
難解!!!三分の一で断念!!! 前提知識がないので、読み進めるのに非常に時間かがかかりました。 最後の訳者あとがきがかなり分かりやすいです。2020/08/16

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