出版社内容情報
近代の終末期に何が起こるのか。次なる100年の国家、経済、社会を予見する渾身の書き下ろし。
内容説明
近代はどう終わるのか、「第2の中世」の到来か。圧倒的スケールで説く水野「文明史観」の決定版。
目次
序章 「長い16世紀」と「長い21世紀」―「常態」と「例外」の転倒(ゼロ金利と「例外状況」;「例外状況」と「ショック・ドクトリン」 ほか)
第1章 ゼロ金利と「蒐集」―「西欧史」とは「蒐集」の歴である(蒐集(コレクション)の歴史の終わりを意味するゼロ金利
崩壊寸前の近代「非公式」帝国・米国 ほか)
第2章 グローバリゼーションと帝国―グローバリゼーションは資本帝国建設のためのイデオロギーである(近代を招き入れた中世のグローバリゼーション;ポスト近代を招来させる21世紀のグローバリゼーション ほか)
第3章 利子と資本―数字(利益)が嘘をつくと近代秩序は維持できない(いかにして「中心」に利潤を蒐めるのか―進歩がつくりあげたマモン;一体いつまで「不正なものは公平である」と偽り続けるのか―ROEvs.地代 ほか)
終章 「次なる100年」はどこに向かうのか?―資本の時代から芸術の時代へ(近代国家誕生以来最悪の財政状況で低下する長期金利;財政の持続性と経常黒字の維持 ほか)
著者等紹介
水野和夫[ミズノカズオ]
1953年、愛知県生まれ。法政大学法学部教授(現代日本経済論)。博士(経済学)。早稲田大学政治経済学部卒業。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)などを歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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