出版社内容情報
民主主義、法の支配、リベラルな国際秩序が失われつつある世界はどこに向かうのか。日本を代表する知性を結集し、新しい地政学を提示
内容説明
日本を代表する知性を結集!再び動き始めた「地理」と「歴史」で世界を理解する。
目次
古い地政学と新しい地政学
第1部 理論的に考える(新しい地政学の時代へ―冷戦後における国際秩序の転換;武器としての経済力とその限界―経済と地政学;国際紛争の全体図と性格―紛争解決と地政学)
第2部 規範・制度で考える(人権の普遍性とその濫用の危険性―人権概念の発展と地政学;国際協力という可能性―グローバル・ガバナンスと地政学)
第3部 地域で考える(プーチンのグランド・ストラテジーと「狭間の政治学」―ロシアと地政学;「アフリカの角」と地政学;「非国家主体」の台頭と「地域大国」―中東と地政学)
中曽根康弘の地政学―1950年の世界一周旅行
著者等紹介
北岡伸一[キタオカシンイチ]
国際協力機構(JICA)理事長、東京大学名誉教授、立教大学名誉教授。1948年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。専門は日本政治外交史。立教大学教授、東京大学教授、国連大使、政策研究大学院大学教授、国際大学学長などを経て、現職。2011年、紫綬褒章。著書に『清沢洌』(中公新書、サントリー学芸賞受賞)、『日米関係のリアリズム』(中公叢書、読売論壇賞受賞)、『自民党』(読売新聞社、吉野作造賞受賞)など
細谷雄一[ホソヤユウイチ]
慶應義塾大学法学部教授。1971年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は国際政治学・外交史。北海道大学法学部専任講師、敬愛大学国際学部専任講師を経て現職。著書に『戦後国際秩序とイギリス外交』(創文社、サントリー学芸賞受賞)、『倫理的な戦争』(慶應義塾大学出版会、読売・吉野作造賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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