中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近

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中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492444313
  • NDC分類 302.26
  • Cコード C3033

出版社内容情報

いま、世界をどう見るべきか。日本を代表する論客が初めてその海外経験を語る。いままで誰も書けなかった中東・エネルギー論。三井物産に入社して以来、イランでのIJPCプロジェクトをきっかけに
中東、アメリカを中心に欧州など、世界と深く深くかかわってきた著者が、
自身の過去を語りつつ、いま世界で何がおきているかを整理する。

戦後、海外派兵をしなくなった日本で、ピーク時は3500人もの邦人がイランで働いていた
三井物産のIJPCプロジェクト。

イラン革命、イラン・イラク戦争の荒波に翻弄され、そのとき
世界で何が起きているのかを現地で調査するところから、
寺島氏の情報収集活動が始まったーー。 そうして形成されたインテリジェンスが、
現在の知的活動を支えている。

寺島氏の経験を追体験することで、エネルギー面で見た戦後日本の歴史と、
これからの日本のエネルギー政策、中東との関わりがどうあるべきか、気づきを得られる。

宗教対立、グローバル・ジハード、エネルギーとしての原子力、アメリカの外交政策など、
現代を動かす重要な要素のそれぞれがどう絡み合っているかを読み解いていく。

21世紀の経済社会を生きる人へ、現場からのインテリジェンスに基づいた世界認識を示す。



はじめに 
――エネルギー問題、そして中東との運命的な縁

第1章 中東との出会い
――IJPCプロジェクトの衝撃

第2章 ユダヤとは何か
――イスラエル体験での学び

第3章 イスラムとは何か
――中東体験の総括

第4章 アメリカでの10年
――思考のパラダイム転換

第5章 9・11、イラク戦争、日本外交
――時代の発言者として

第6章 今、中東・エネルギーをどう観るか
――全体知の視点から

おわりに
――時代の目撃者としての責任

寺島 実郎[テラシマ ジツロウ]
寺島 実郎(テラシマ ジツロウ)
(一財)日本総合研究所理事長、多摩大学学長
1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所所長、三井物産常務執行役員、三井物産戦略研究所会長等を経て、現在は(一財)日本総合研究所会長、多摩大学学長。国土交通省・社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会長、同省・国土審議会計画部会委員、経済産業省・資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、農林水産省・「食と農の景勝地」検討委員会委員長等兼任。

著書に『リベラル再生の基軸―脳力のレッスン?』(岩波書店)、『大中華圏―ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る』『新・観光立国論―モノづくり国家を超えて』(NHK出版)、『二十世紀と格闘した先人たち―一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆』(新潮社)、『日本でいちばんいい県 都道府県別幸福度ランキング』『全47都道府県幸福度ランキング2014年版』『同2016年版』(いずれも監修、東洋経済新報社)他多数。

内容説明

イスラム、ユダヤ、グローバル・ジハード、原子力…すべてがつながる!中東を正視した35年間の行動と思索のマイルストーン。

目次

第1章 中東との出会い―IJPCプロジェクトの衝撃
第2章 ユダヤとは何か―イスラエル体験での学び
第3章 イスラムとは何か―中東体験の総括
第4章 アメリカでの一〇年―思考のパラダイム転換
第5章 9・11、イラク戦争、日本外交―時代の発言者として
第6章 今、中東・エネルギーをどう観るか―全体知の視点から

著者等紹介

寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所所長、三井物産常務執行役員、三井物産戦略研究所会長等を経て、現在は(一財)日本総合研究所会長、多摩大学学長。国土交通省・社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会長、同省・国土審議会計画部会委員、経済産業省・資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、農林水産省・「食と農の景勝地」検討委員会委員長等兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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templecity

17
炭鉱会社の父を見てグローバルの活躍を目指して三井物産に入社した著者。炭鉱は大陸からの引揚者の労働力を九州するにタイミングが良かったが、1961年をピークに斜陽化していく。そのため炭鉱町では気弁当を持参できない生徒もいた。物産入社後、イランの石油コンビナート事業に携わるがイランイラク戦争により撤退。その後、ニューヨーク、ワシントン駐在と海外生活が続く。中東では生活の安全と宗教を強く意識する。宗教が完全に生活の中に入り込んでいる。それを理解しないことには生きていけない。(続きあり) 2020/02/03

おせきはん

11
著者の経験をもとに、主に中東情勢を歴史的背景から解説しています。中東、米国、欧州から世界、そして日本を見ることにより、世界の動きをより深く、正確に把握していく様子を追体験できました。私の立場では現地での定点観測は難しいものの、少なくとも欧米から発信される情報にも積極的に触れるようにします。2018/05/01

Lila Eule

9
著者と日本の半生記。日本に検証報道が欠けてるそうで、新聞、メディアではよくわからない事が、本書ではよくわかる。イスラムの動機、その道理、アメリカの動機、その野心、欧州の大罪、その狡猾がとてもよくわかる。腑に落ちた。日本の立場は独特で他国にない稀有な位置をとれると。宗教争いに安易に与せず、巻き込まれず、日本の和解の文明を賢く覚悟して示せと。夢見る乙女のシュプレヒコールなど誰にも相手にされぬと。技術を磨き、あらゆる方向を見据え、意見対立しても親交しつづけられる度胸と知性を磨けと。正しい指針に読後感はすっきり。2016/10/04

エドバーグ

8
情報を得るために、歩かざるを得なかった時代の話だと思いました。今やネットでほぼ取得できるが、あまりに膨大なため 特に翻訳、分析 考察が本当に大変。しかし、多分AIでやれそう。2020/05/19

ひかりパパ

7
著者はエネルギー問題を軸とした中東、アメリカでの体験に根ざした独自の視点から日本の外交や企業戦略に積極的に提言している。ユダヤ、イスラムへの造詣も深く非常に説得力を持つ。著者は「中東とアメリカとアジアを観ながら、その三角形のなかで日本の位置と相関させながらモノを考える」ことができる。地球儀を手にした視界から世界戦略を考える必要性を説いている。2017/01/08

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