米国はどこで道を誤ったか―資本主義の魂を取り戻すための戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 353,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492443491
  • NDC分類 338.14
  • Cコード C3033

出版社内容情報

資本主義の代表国たる米国で、資本市場の行動規範と価値基準はなぜ失われたのか。それをどう取り戻すのか。インデックスファンドを広めた投資業界のカリスマが、問題の核心を描き出す。

内容説明

株式会社アメリカ、投資社会アメリカ、ミューチュアルファンド・アメリカの行動規範や価値基準は極端に悪化している。新たな針路をとるべき時期がきている。逆説的だが、新たな針路で目指すべきは出発点である。資本主義の伝統的な価値観、信頼し、信頼されることを重視する価値観である。度重なる経済危機の真因がここにある。

目次

資本主義と米国社会
第1部 株式会社アメリカ(株式会社アメリカはどこでおかしくなったのか?―「病的変異」;株式会社アメリカはなぜおかしくなったのか?―「権力者に見張りをつけろ」 ほか)
第2部 投資社会アメリカ(投資社会アメリカはどこでおかしくなったのか?―キングコングか、猿人ジョー・ヤングか;投資社会アメリカはなぜおかしくなったのか?―一時的な株価水準と長期的な本来価値 ほか)
第3部 ミューチュアルファンド・アメリカ(ミューチュアルファンド・アメリカはどこで間違ったのか?―管理者から商売人へ;ミューチュアルファンド・アメリカはなぜおかしくなったのか?―「本来の道を見失う」 ほか)
第4部 結論(二一世紀の米国資本主義―「世界を一新する」)

著者等紹介

ボーグル,ジョン・C.[ボーグル,ジョンC.][Bogle,John C.]
1974年に、世界最大のミューチュアル・ファンド・グループであるバンガード・グループを立ち上げ、設立以来20年以上にわたり、同社の最高責任者を務めた。世界初のミューチュアル・ファンドをはじめ、投資家が低い費用で市場に参加できる革新的な手法を開発。『タイム』誌では「世界で最も強力で影響力のある100人」として、また『フォーチュン』誌では「20世紀における4人の投資業界の巨人」の1人として紹介されている

瑞穂のりこ[ミズホノリコ]
翻訳者。1968年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

4
☆☆☆2009/09/19

Jack Amano

2
エンロン事件や様々な企業の不正事件に見られるように、米国の資本主義の質が変わってしまい。企業経営者の私欲が、株主の利益に優先されるようになってしまった。そして、投資家自体も、企業の所有者であるという意識から、株=金儲けの手段、としか思わなくなっていること、そしてその陰で、投資家から多額の資金をかすめ取ったミューチュアルファンドの変質などが指摘されています。今こそ、ESG投資などを通じて企業統治を進め株主主権に戻すことと、投資信託の在り方にもメスを入れる時期。お金は大事だが、それ以上に大事なこともある。2020/02/22

まめタンク

1
2020年228冊目。2020/08/20

メルセ・ひすい

0
10. 04  アメリカの行動規範や価値基準は極端に悪化している。相互の信頼、責任、受託者という伝統的な価値を回復するために、どんな対策が必要か。金融システムの問題に警鐘を鳴らし続けてきた著者が提言する。 強欲銀行・・カネカネ・ゲットの銭クレイジー! しかし、世界一というか米国以外・全ての国を相手に戦っても、楽勝の軍隊と軍事産業でツケ上がっているのダ。お分かり!ヤハリ国は軍事力・あとはどうでもいいのだ。マジスカ! 2008/05/10

めぐりん

0
米国建国以来の美徳が失われていることをリーマンショック前に指摘。株式会社における所有と経営の分離/第2部投資社会における短期収益目的の売買/ミューチュアルファンド:仲介手数料を収奪が有徳の国家観から外れつつあるという警句は今でも生きる。2020/11/16

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