出版社内容情報
資本主義の代表国たる米国で、資本市場の行動規範と価値基準はなぜ失われたのか。それをどう取り戻すのか。インデックスファンドを広めた投資業界のカリスマが、問題の核心を描き出す。
内容説明
株式会社アメリカ、投資社会アメリカ、ミューチュアルファンド・アメリカの行動規範や価値基準は極端に悪化している。新たな針路をとるべき時期がきている。逆説的だが、新たな針路で目指すべきは出発点である。資本主義の伝統的な価値観、信頼し、信頼されることを重視する価値観である。度重なる経済危機の真因がここにある。
目次
資本主義と米国社会
第1部 株式会社アメリカ(株式会社アメリカはどこでおかしくなったのか?―「病的変異」;株式会社アメリカはなぜおかしくなったのか?―「権力者に見張りをつけろ」 ほか)
第2部 投資社会アメリカ(投資社会アメリカはどこでおかしくなったのか?―キングコングか、猿人ジョー・ヤングか;投資社会アメリカはなぜおかしくなったのか?―一時的な株価水準と長期的な本来価値 ほか)
第3部 ミューチュアルファンド・アメリカ(ミューチュアルファンド・アメリカはどこで間違ったのか?―管理者から商売人へ;ミューチュアルファンド・アメリカはなぜおかしくなったのか?―「本来の道を見失う」 ほか)
第4部 結論(二一世紀の米国資本主義―「世界を一新する」)
著者等紹介
ボーグル,ジョン・C.[ボーグル,ジョンC.][Bogle,John C.]
1974年に、世界最大のミューチュアル・ファンド・グループであるバンガード・グループを立ち上げ、設立以来20年以上にわたり、同社の最高責任者を務めた。世界初のミューチュアル・ファンドをはじめ、投資家が低い費用で市場に参加できる革新的な手法を開発。『タイム』誌では「世界で最も強力で影響力のある100人」として、また『フォーチュン』誌では「20世紀における4人の投資業界の巨人」の1人として紹介されている
瑞穂のりこ[ミズホノリコ]
翻訳者。1968年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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