内容説明
愛猫の命が残りわずかとなったとき、飼い主にできることは?―答えはいっしょに暮らしてきた時間のなかにありました。猫のターミナルケアに必要なのは、ごはん、薬、寝床、それから…いつもの手と声、ぬくもり!
目次
プロローグ ぼくともすけ
余命宣告
心地よい環境
投薬
ごはん
副作用
治療の選択
緩和ケア
発作
鈴木スペシャル
もすけ
おみおくり
日にちぐすり
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクビちゃん@新潮部😻
68
【図書館】初めて猫を飼われて、その子が10歳を過ぎたら是非とも手にしてください❢ 病気になった時、どこまで治療をするか、その後の葬儀の準備などが書かれています。そんな事を考えるのは悲しいから〜ではなく、命を預かっている者の責任として、きちんと考えて欲しいです。うちは、病院は大嫌いなので、連れて行って無駄な体力を使わせるのは可哀想だし、もう歳も歳なので(6月で20歳)その時は見守るだけにしようと家族で話しがついてます。そろそろ、葬儀の事も話し合わないとですね。2021/02/06
あっちゃん
30
今はまだ元気過ぎて困るくらいの我が家の猫達も、いつの日にか来る時のための予習、漫画で読みやすいのでわかりやすいけど想像すると耐えられないので予習にはならないか( ̄ー ̄)2024/11/21
Sakie
22
書店でなにげなく手に取った本。帯に町田康さんの「お願い」が書かれているのに気づき、読まなければと思った。このところ悶々と考えていたけれど、猫を看取る覚悟なんていつまで経ってもできるわけがない。でも、どんな状況が起きうるか、どんな選択肢があるか、補助アイテムや緩和ケアのことも先に知ることはできる。これが後日の私を助けてくれるようにと願う。私が怖いのは、猫が旅立つことではない。自分がなにかしら間違えて、猫を苦しめる事態に陥るのが怖いのだと気付いた。頭の中だけで考えたことよりも愛猫から感じることを優先すること。2021/03/22
Ryo
18
とりあえず情報収集をと思って購入。モデルのにゃんちゃんと14歳で同い年、一人暮らしも同じだけど有給まとめて20日は取れない。。。と思いながら読む。手作りフードの作り方や部屋の整理、エンゼルケア、必ずしも最後の瞬間に一緒にいてあげるだけが正解ではないという一言が心強い。猫ボランティアのダリアさんというとても心強い味方がいてくれることが羨ましいけど、ほんとに『初めての』飼い主にそっと寄り添ってくれるような本だとおもった。治療費や火葬費等はピンキリだろうから触れてなかったのだろうけど大体の幅位は欲しかったかも。2019/08/13
S.Mori
15
猫を飼っているわけではありませんが、なんとなく良さそうだと思い、図書館で借りてみました。結果は大当たりです。猫の看取りの仕方が丁寧に書いてあり、非常にためになります。まず何よりも生き物の命を大事にすると言う姿勢が素晴らしいです。漫画の部分が多いので、物語として親しみやすい気がしました。現在は猫の看取りの方法も進化していて、自宅で点滴が可能なことに感心。猫を看取るために会社を20日休んだ主人公と、それを認めてくれた会社が素晴らしいです。老い猫が天国へ旅立つ場面ではやはり泣きました。2019/10/23