出版社内容情報
昨今蔓延している誤った中国脅威論を排し、統計データに基づく分析で中国経済の真実に迫りつつ、中国と東アジアの新たな関係構築が進むなかで日本のあり方を提示。
内容説明
日本は中国とどう向き合うべきか。大量の外資を引き寄せて競争力を強化する中国経済の実態を冷静にみつめ、中国・日本・アジアの分業関係のあり方を問う。
目次
序章 グローバル・メガコンペティションのなかの中国
第1章 中国の登場は東アジアをどう変えるか
第2章 中国の輸出拡大と東アジアの競合・補完関係
第3章 雁行型発展は変わったのか―中国とASEAN諸国の工業化
第4章 中国の競争力と人的資源
第5章 グローバル化時代の中国経済
第6章 日中経済関係の変化と今後
終章 日本は中国とどのように向き合うべきか
著者等紹介
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
1939年甲府市に生まれる。1963年慶応義塾大学経済学部卒業。1970年同大学大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を歴任。現在、拓殖大学国際開発学部教授・学部長。東京工業大学名誉教授
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