出版社内容情報
アジアがこの半世紀で達成した経済的成果の内実を深く観察するとともに地域研究の成果を国際経済学の観点から洗い直し、今後の開発経済学の展開すべき方向を示す。
内容説明
何がどのように破壊されその跡に何が現れようとしているのか。グローバリズムが持つ大きな破壊力に焦点を当ていま推し進められている国際経済の現状を提示する。
目次
第1部 崩壊した「イズム」(主義)(経済グローバリゼーションの新仮説;社会主義の崩壊の後にくるもの;第三世界運動の崩壊と新興市場―グローバリゼーションの衝撃)
第2部 グローバリズムを推し進める力(市場経済体制とグローバリゼーション―ブレトンウッズからワシントン・コンセンサスへ;世界市場の重層化と貿易の変化―企業内国際貿易の分析を通じて;WTO体制と脱国産化;WTO体制と脱国産化;金融市場の国際統合化と金融システム)
第3部 市場統合化の諸問題(頻発する通貨危機―ドル本位制と投機の世界;自由化と過剰富裕化;市場経済の多様性―グローバリゼーションと国民経済への一視角;EUの衝撃―国民経済形成型統合とグローバリゼーション;アジア太平洋地域経済圏の生成)
著者等紹介
本山美彦[モトヤマヨシヒコ]
1943年兵庫県に生まれる。1965年京都大学経済学部卒業。1969年同大学院博士課程中退。経済学博士。現在京都大学経済学部教授、同大学院経済学研究科長、日本学術会議会員。著書に『開発論のフロンティア』同文舘出版、1995年。『倫理なき資本主義の時代』三嶺書房、1996年。『売られるアジア』新書館、2000年。『ドル化』シュプリンガー・フェアラーク東京、2001年、他
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