出版社内容情報
世界経済の構造変動に対応しながら、また経済理論の内生的な進歩によって変容してきた国際経済理論の発展と到着点を明らかにするとともに未来への地平を展望する。
内容説明
世界経済の構造変化が国際経済理論につきつける新しい課題への挑戦。最近の国際経済理論の発展とその到達点を明らかにし未来への地平を展望する。
目次
第1部 時代の要請に応えて(貿易政策と環境政策―相互支援の可能性;国際公共経済学;多国籍企業と直接投資;国際投資政策;不法移民の経済学;地域経済統合;経済発展と貿易政策;シジョウ移行の経済理論;国際政治経済;為替レートの理論と実証;国際通貨同盟;国際取引と金融)
第2部 新しい分析をめざして(貿易利益;不等価交換論―貿易は不利益をもたらすか;多数国多数財の貿易モデル;中間財貿易;独占競争と国際貿易;収穫逓増と国際分業;戦略的貿易政策;不確実性下の国際貿易の理論GATT/WTOの経済理論;国際マクロ経済学)
著者等紹介
大山道広[オオヤマミチヒロ]
1938年東京都に生まれる。1961年慶応義塾大学経済学部卒業。1972年ロチェスター大学経済学大学院修了。Ph.D。現在慶応義塾大学経済学部教授。著書に『国際貿易』(岩波書店)、1985年(伊藤元重氏と共著)
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