出版社内容情報
世界の10億人を苦しめる飢饉の原因に関する通説を、最近の理論・実証的研究の成果に基づき再検討し、今後の対応策を総合的・体系的に分析提言した貴重な一冊。
内容説明
この豊饒の時代にも飢饉はおきる。なにが誤っているのか。飢饉の原因と実態をあらゆる角度から実証的・理論的に批判検討する。開発・援助の経済学への貴重な貢献。
目次
第1部 飢饉の本質(序説;飢饉とは何か;飢饉理論の展開)
第2部 飢饉の理論(気候と飢饉;人口という怪物;エンタイトルメント・アプローチ;飢饉と食糧市場)
第3部 飢饉の政治経済学(天然資源のマネジメント;飢饉と開発;飢饉と政府の政策;戦争と飢饉;飢饉と国際関係)
第4部 結論(飢饉理論の要約)