出版社内容情報
アジアに高成長をもたらした要因、特に経済政策の役割と、成長と金融との密接な関わりを解明する。最近注目される民活インフラにおける金融の役割と課題も検討。
内容説明
本書は、アジアの経済ダイナミズムの特徴、アジアへの資本の流れと金融市場等を簡潔に解説するとともに、アジアに高成長をもたらした経済政策の役割と、成長と金融の間の密接なかかわりについて、オーソドックスな経済理論の考え方に基づき分かりやすく分析する。また、９０年代に活発になった「民活インフラ」に対する金融の役割と今後の課題に言及し、プロジェクトファイナンスやアジア債券市場に関する諸問題も検討する。
目次
第１章 アジアの成長パフォーマンス
第２章 アジアの高成長は続くか―クルーグマンの「アジアの成長限界説」の検証
第３章 成長と金融のダイナミズム
第４章 東アジアと国際金融
第５章 民活インフラとアジア債券市場の課題
