出版社内容情報
海外への企業進出が盛んになるとともに国際的な税金のトラブルも頻発。日米間でも租税摩擦が激化。アメリカの対外税制を中心に、多国籍企業の国際税務戦略を追求。
内容説明
本書は、多国籍企業の国際的活動の拡大、経済のグローバリゼーションが各国の税制とどのように矛盾、衝突を起こし、どのような対応がとられてきたかを論じたものである。
目次
第1部 海外子会社とタックス・ヘイヴン(多国籍企業と国際課税の経済学;支配外国法人の実態と企業内取引;アメリカの多国籍企業税制と発展途上国;タックス・ヘイヴン税制の展開軸―『ゴードン・レポート』 ほか)
第2部 移転価格と日米租税摩擦(多国籍企業とアメリカ移転価格税務行政;移転価格税制の新展開―財務省レポート『IRC 482条白書』;多国籍企業によるトランスファー・プライシングの実態;日米租税摩擦の背景 ほか)