出版社内容情報
現行の変動相場制に批判的な立場から為替レートの変動、国際通貨制度の存在が物価にいかなる影響を与えるかを理論・実証的に分析し、現行制度改革を提案。*第32回エコノミスト賞受賞
内容説明
世界経済の安定的成長を図るためには、いかなる国際通貨システムが必要か。現在の変動相場制を徹底的に批判することによって、その青写真を提示。
目次
第1部 為替変動と輸出価格行動(為替転嫁の日米比較;履歴現象と市場シェア)
第2部 国際通貨体制の過去と現在(古典的金本位制;ブレトンウッズ体制とフロート制;国際通貨体制の現状)
第3部 新たな国際通貨体制へ(フロート制をめぐる政策論争;政策基準としての購買力平価;購買力平価の推計)