出版社内容情報
サミットの政治経済的意義の分析を中心に、貿易摩擦、ウルグアイラウンド、EC統合などを解明する。激変する世界経済を読み解く参考書。*第35回日経・経済図書文化賞受賞
目次
第1部 先進国首脳会議(経済サミット―1975‐1990年;共同リーダーシップの意義と限界)
第2部 貿易制限と産業調整(先進国の貿易制限と産業調整;価値産業としての幼稚産業保護;貿易紛争の経済的背景;日米のマクロ経済バランスと「貿易平均衡」)
第3部 GATT体制と保護主義(台頭する新保護主義とガットの将来;GATT体制のなかの保護主義とラウンドの意義;ガット紛争をめぐる日本の経済外交;ガット・パラダイムの重商主義)
第4部 経済統合の新展開(地域統合の国際経済分析;日米自由貿易協定の可能性とその意義)