出版社内容情報
紀尾井町の旦那藤代信之の恋愛遍歴を中心とする小説.彼はさまざまな女性と関係するが,まごころのままに生きるという自分の生き方にすこしも疑念をはさまない.彼は自分の金を詐取して出奔する男にも,それが恋に対するまごころのためなら祝福し,不良少年の姦通にもそこに心の誠があれば許す.作者の哲学をもっともよく伝える作品.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロナガススイカ
12
『兎も角、嘘をつくなァよくねえや』/「人のまごころ」を探った長編小説。/ぐわぁ〜全然面白くない〜。つまらないし長い〜。誰が主人公かすらよく分からないまま話が進んでいくし、ようやくそれっぽい人物に焦点が合ったかと思えば妾に対してあーだこーだ悩んでいるだけだし、金持ちだか病身だか知らんが何故そんな奴がそれほどモテているのか分からんし、他の登場人物にしても碌でも無い恋愛脳の奴らばかりだしで何なんだよ〜。筆致にしても筋書にしても特段響くものがなくてどうしたもんかといった感じだが、後篇でいい景色を見せてくれ!2025/02/22
烟々羅
0
著者名を「弴」に修正するために、とりあえず。 あれ?リスト表示が呼び出せない。また次の機会に