内容説明
湾岸勝利の米国は経済の足元が揺らぎ、ソ連は連邦崩壊の危機に瀕す。統一ドイツの出現はEC統合に波紋を投げる。混沌を深める世界経済の中で日本経済の前途を予見し、日本の果たすべき役割を提言する。
目次
第1章 湾岸戦争後の世界経済―新秩序形成への激動期に
第2章 台頭する「大欧州経済圏」への潮流
第3章 危殆に瀕するソ連の政治・経済
第4章 「世界の成長センター」期待高まるアジア経済圏
第5章 中東和平とこれからの原油価格の動向
第6章 米国の内外経済政策と今後の展望
第7章 これからの日本経済と日本のなすべきこと