内容説明
本書は、縦軸に保護主義、地域主義をとらえた上で、いわば横断的にウルグアイ・ラウンド交渉の重要ないくつかの分野の最近の動向について見たものである。説明にあたっては、交渉そのものの動きもさることながら、できるだけ各分野における問題点の経済的背景に焦点を絞った。
目次
第1章 高まる地域主義への動き
第2章 再燃する保護主義
第3章 ガット・ウルグアイ・ラウンドの背景
第4章 農業貿易の自由化とその背景
第5章 サービス貿易の自由化
第6章 投資をめぐる諸問題
第7章 保護主義のコスト
第8章 ガット・システムの強化と新しい貿易秩序
第9章 日米自由貿易圏構想の視点