出版社内容情報
世界経済の安定には、為替相場の安定と各国の経済政策の協調が必要である。サミットでも暗黙に合意されている“ターゲット・ゾーン”構想の全容を初めて明らかにする。
内容説明
東京サミット以来、変動レート制に代わる最も有力な国際金融制度改革案―ターゲット・ゾーン構想の全容をはじめて明らかにする。
目次
第1章 序論
第2章 青写真(政策目標;国内需要成長率の目標;目標為替レート;割当問題)
第3章 指標制度の実際、1980―87年
第4章 国際通貨制度の代替案(過去の制度;特性の比較)
第5章 諸批判に応えて(財政政策の役割;名目変数に対する制御能力の喪失;輸入インフレ;浮動性は転嫁されるか?;目標為替レートの推定方法;投機)