内容説明
開発途上国は現在どのような経営状況の中でどのような問題に直面しているのであろうか。日本は先進国の一員として相手国の経済発展を側面から援助するにはいかに対応すべきであろうか。本書の目的は開発途上国の経済に特有な問題点を整理し、途上国政府自体が採用すべき政策と同時に先進国にとって可能な「広い意味」での経済協力について議論することである。
目次
1章 南北問題
2章 南の国々
3章 南の国の経済構造
補論 余剰労働
4章 都市失業と労働移動
補論 都市中小企業の役割
5章 経済援助と債務累積
補論 日本の援助について
6章 モノカルチャー経済の不安定性
7章 インフレとマイナス成長