これから日本で起こること―雇用、賃金、消費はどうなるのか

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これから日本で起こること―雇用、賃金、消費はどうなるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492396155
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

出版社内容情報

2017年に最大の試練がやって来る。激変する日本の経済、社会、マーケットの行方を読み解く。

消費増税、通貨安、日銀の出口問題……2017年に日本の最大の試練がやってくる! 米国住宅バブル崩壊や欧州債務危機の到来、2014年の日本の景気失速や消費増税先送り、さらには原油価格の下落を自著で的確に予見したカリスマ・エコノミストが、今後の経済、社会、マーケットの行方を大胆に予測する。

第1章 アベノミクスの失敗は最初からわかっていた
第2章 アメリカ型資本主義が国民生活を疲弊させる理由
第3章 インフレ経済が日本の中間層と地方経済を苦しめる
第4章 なぜ円安でも日本経済は回復しないのか
第5章 これから何が起こるのか~2017年、日本の試練がやってくる

【著者紹介】
中原 圭介(ナカハラ ケイスケ)
経済評論家
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。企業・金融機関への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に努めている。経済や経営だけでなく、歴史や哲学、自然科学など、幅広い視点から経済や消費の動向を分析しており、その予測の正確さには定評がある。「もっとも予測が当たる経済アナリスト」として評価が高く、ファンも多い。
主な著書に『シェール革命後の世界勢力図』『2025年の世界予測』『経済予測脳で人生が変わる!』(ともにダイヤモンド社)、『アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!』『これから世界で起こること』(ともに東洋経済新報社)、『トップリーダーが学んでいる「5年後の世界経済」入門』(日本実業出版社)、『未来予測の超プロが教える本質を見極める勉強法』(サンマーク出版)などがある。

内容説明

2017年に最大の試練がやってくる!米国住宅バブル崩壊や欧州債務危機の到来、2014年の日本の景気失速や消費増税先送り、さらには原油価格の下落を自著で的確に予見したカリスマ・エコノミストが、今後の経済、社会、マーケットの行方を大胆に予測する。

目次

第1章 アベノミクスの失敗は最初からわかっていた(アベノミクスの結果は初めから決まっていた;なぜリフレ派の理論は日本では通用しないのか? ほか)
第2章 アメリカ型資本主義が国民生活を疲弊させる理由(量的緩和によって、アメリカでは格差が大いに拡大した;歴史を検証すれば、アメリカでは実質賃金が下がり続けてきた ほか)
第3章 インフレ経済が日本の中間層と地方経済を苦しめる(アベノミクスによって、国民の実質賃金はどれだけ下がったのか;消費税の増税がなかったとしても、アベノミクスが失敗していた理由とは ほか)
第4章 なぜ円安でも日本経済は回復しないのか(なぜ民間シンクタンクが「円安で輪出が増える」と揃って太鼓判を押していたのか;輸出が増えない理由1 輸出企業の為替リスク回避がすでに大きく進んでいる ほか)
第5章 これから何が起こるのか―2017年、日本の試練がやってくる(円相場が120円の水準では、消費の低迷は終わらない;いまの経済政策のままでは、日本経済の低迷は終わらない ほか)

著者等紹介

中原圭介[ナカハラケイスケ]
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ito

47
アメリカ型資本主義が進行し、格差が広がっていると感じている。そろそろアベノミクスの結果を評価してもよいのではないか、と思い手に取った。インフレと株主資本主義の結びつきが貧困と格差を助長させてきた説明は、理解しやすい。日本においては、消費増税により実質賃金の低下を招いている。円安インフレと株高だけでは、庶民の生活は楽にならない。2015/07/17

壱萬弐仟縁

37
1970年生れ(Wikipedia)。著者はアベノミクスへの警鐘を鳴らしたかったという思いが強かったという(5頁)。ケインズの師匠のケンブリッジ大A・マーシャル教授は、学生をロンドン貧民街に連れて行き、そこの人の様子を見せて、経済学者になるには冷徹な頭脳と暖かい心の両方が必要であると教諭したという(11頁)。このエピソードは知ってはいたが、心に銘記しておきたい点。インフレは見方を変えれば、隠れた税金(100頁)。2016/05/14

メタボン

23
☆☆☆★ アベノミクスがアメリカの格差拡大と同じ轍を踏もうとしていると警鐘。日本の失われた20年は、「痛みをわかちあう」日本の美徳と称し、むしろ生活水準は欧米諸国に比べれば劣化していないという面白い視点。しかし経済情勢の変化は速く、この書が出されてこの1年半の間に、「マイナス金利政策」「英国のEU離脱」と、景色は一変している。視点が良いだけに、現情勢に対する著者の慧眼について注目したい。2016/07/23

りり

10
データの分析の説明が分かりやすく、著者が一貫してアベノミクスを失敗だとしていたのが印象的。しかし安部首を“運のいい人“と評するところが笑える。確かにそういう面があるのかも。原油の価格と物価との関係が理解できた。2015/10/11

まゆまゆ

6
アベノミクスによる経済政策では一般人である人達の景気は良くならない。物価上昇率の方が実質賃金の増加ペースよりも早いので、景気回復の実感を持てないのは周知のとおり。リフレ派の政策を机上の空論と断罪し、金融政策では景気回復しないとバッサリ。今年は良くても来年以降いずれ景気後退する可能性を否定できない。2015/07/02

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