出版社内容情報
高田創チーフエコノミストの視点ほか、消費増税、円安効果、デフレ脱却、構造改革、海外注目点等、2014年内外経済を幅広く解説。
日米のバランスシート調整が進展し、両国が世界経済のけん引役の地位を取り戻す兆しが見えた2013年から2014年は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」に対する期待も相まって、脱『失われた20年』への大転換の年になると高田創チーフエコノミストは読む。本書では、みずほ総合研究所のエコノミストが総力を集結し、日本経済の再興の屋台骨となるアベノミクスがすでにもたらした成果の評価と今後の効果についての検証を、十分なページを割いて徹底的に行った。特に、国民一人一人の生活に直結する脱デフレ・賃金上昇と円安の影響、日本再生にとって不可欠な構造改革、というトピックについては余すところなく分析している点は注目に値する。しかも、本書では、これまで世界経済のけん引役であった新興国の中心である中国の経済が抱えるリスク、日本にとってチャイナリスクの回避先として注目度が急上昇したASEANに関するトピックを主軸に、米国経済の回復についての懸念、新議長のもとでのFRB政策の行方、未解決の欧州債務問題といった、海外経済の注目点についても冷徹な分析を行っており、まさに、内外経済・金融市場の最新動向を知るための一冊である。
第1部 チーフエコノミスト高田創の視点
第1章 「米国に頼れない時代」から「日米に頼る時代」への転換
第2部 アベノミクスと日本経済・金融マーケットの行方
第2章 2014年の日本経済を読む
第3章 アベノミクスのこれまでとこれから
第3部 海外経済の行方
第4章 2014年の海外経済の注目点
【著者紹介】
みずほ総合研究所(ミズホソウゴウケンキュウジョ)
ハイレベルなリサーチ部門とソリューション部門に加え、独自の法人会員制度を擁する日本有数のシンクタンク。経済調査/市場調査/金融調査/アジア調査/政策調査――5つの分野のスペシャリストが、優れた分析力と国内外のネットワークを駆使し、付加価値の高いマクロ情報の発信や政策提言を行うほか、国や自治体、民間企業の個別課題解決ニーズに対応したコンサルティング・サービスを提供している。
内容説明
チーフエコノミスト高田創による「脱『失われた20年』の展望」をはじめ、気鋭のエコノミストが総力を結集し、消費増税、脱デフレ・賃金上昇、構造改革、円安、金融・不動産市場、海外経済の行方を読み解く!内外経済・金融市場の最新動向を知るための必読書。
目次
第1部 チーフエコノミスト高田創の視点(「米国に頼れない時代」から「日米に頼る時代」への転換)
第2部 アベノミクスと日本経済・金融マーケットの行方(2014年の日本経済を読む;アベノミクスのこれまでとこれから)
第3部 海外経済の行方(2014年の海外経済の注目点)
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- 和書
- 表千家茶道十二か月