出版社内容情報
暴発した「異次元の金融緩和」が日米バブル崩壊の引き金をひく! 未曾有の大恐慌が迫りくる2014年を徹底予測する。
米国の緩和縮小、中国バブル崩壊、欧州債務危機の再燃で、世界を支配してきた強欲資本主義が遂に崩れ落ちる。
日本は円高、国債危機、株価急落の悪夢に備えよ。未曾有の経済危機が迫りくる2014年を大胆予測する。
リーマンショックから5年――。新たな経済危機を引き起こす火種は消えておらず、グローバル経済と国民国家の相克という力学が働く以上、それがいつまた地球規模で燃え広がり??第二次世界恐慌?≠?招かないとも限らない。先進諸国の危機的な財政状況を踏まえれば、国家総破綻に陥りかねない根本的なリスクはむしろ極大化しつつあると考えるべきだろう。(中略)
現在、世界的な金融大緩和の中で、マネーの膨張は過去最大の規模にまで拡大しているのは間違いない。したがって、ひとたび、それが制御不能となった場合の衝撃ははかり知れないくらい巨大なものとなる。世界のどこかでひとたび問題が起これば、予想を上回る速度や深度で、危機が伝播・拡散してしまうのがグローバル時代の宿命だからだ。
日・米・欧、そして新興国も含めて、世界のほとんどの国々が経済的な問題を抱えている。どこが次の危機の火種になっても不思議ではない。たしかなことは、次に起こる危機は、過去最大級の衝撃をわれわれに及ぼすことになるという点だ。そうしたグローバル時代の宿命ともいえる??新型恐慌?≠フ恐ろしさから、もはや世界中の誰もが逃げ出すことはできないのである。(本文より)
第1章 2014年の世界経済には波乱要因が山積している
第2章 グローバル経済と国民国家との相克が世界恐慌の火種となる
第3章 アベノミクスは時代錯誤 ~「富国強兵再び」という誤り
第4章 シェールガス革命は米国の救世主にはならない
第5章 経済危機勃発の火薬庫になりかねない欧州と新興国
エピローグ グローバル経済が目指すべき場所
【著者紹介】
高橋 乗宣(タカハシ ジョウセン)経済評論家
内容説明
世界を支配してきた強欲資本主義が遂に崩れ落ちる!米国の緩和縮小、中国バブル崩壊、欧州債務危機の再燃で、日本を円高、国債危機、株価急落の恐怖が襲う。
目次
第1章 2014年の世界経済には波乱要因が山積している
第2章 グローバル経済と国民国家との相克が世界恐慌の火種となる
第3章 アベノミクスは時代錯誤―「富国強兵再び」という誤り
第4章 シェールガス革命は米国の救世主にはならない
第5章 経済危機勃発の火薬庫になりかねない欧州と新興国
エピローグ グローバル経済が目指すべき場所
著者等紹介
高橋乗宣[タカハシジョウセン]
1940(昭和15)年広島県生まれ。1970年東京教育大学(現筑波大学)大学院博士課程修了。大学講師を経て、1973年三菱総合研究所に入社。主席研究員、研究理事、顧問、明海大学教授、相愛大学学長を経て、現在は母校の理事長を務める傍らコラム等を執筆
浜矩子[ハマノリコ]
1952(昭和27)年生まれ。一橋大学経済学部卒業。1975年三菱総合研究所入社後、ロンドン駐在員事務所長兼駐在エコノミスト、経済調査部長などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専攻はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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