内容説明
EU崩壊、円高襲来、新興国失速…世界は恐慌後の長期停滞時代へと突入した。
目次
第1章 グローバル経済が国家を破壊する時代―世界経済総崩れの危機が迫っている(金融膨張は止まらず清算のマグマは溜まり続けている;不穏な空気が世界全体を取り巻いている ほか)
第2章 ユーロ圏の崩壊が世界経済を失速させる―ユーロ危機はこれからどうなるのか(ユーロをめぐる悲喜こもごも;ユーロは単一通貨の条件を欠く不適格通貨 ほか)
第3章 日本の円は世界最強の通貨になる―迷走する米国、欧州、中国経済が円高を招く(効かない金融政策と崖っぷちの連邦財政;輸出立国に目覚める米国 ほか)
第4章 日本経済は「失われた三〇年」に突入する―改革しなければ国家破綻が待っている(シャープの経営危機が象徴しているものとは?;経常赤字国への転落が現実味を帯びてきた ほか)
第5章 「国境なき時代」をどう生き抜くべきか―日本経済を救う「里山資本主義」の発想(いま世界に必要な「自由、無差別、互恵」の精神;円はいつまで「単一通貨圏」でいられるか ほか)
著者等紹介
高橋乗宣[タカハシジョウセン]
1940(昭和15)年広島県生まれ。1970年東京教育大学(現筑波大学)大学院博士課程修了。大学講師を経て、1973年三菱総合研究所に入社。主席研究員、研究理事、顧問、明海大学教授、相愛大学学長を経て、現在は母校の理事長を務める傍らコラムなどを執筆
浜矩子[ハマノリコ]
1952(昭和27)年生まれ。一橋大学経済学部卒業。1975年三菱総合研究所入社後、ロンドン駐在員事務所長兼駐在エコノミスト、経済調査部長などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専攻はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。