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「失われた10年」の真実―実体経済と金融システムの相克

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  • サイズ B6判/ページ数 387,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492395127
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本の失われた10年はなぜ発生し、そして終わったのか。実体経済と金融システムのミスマッチにその答えを求め、高度成長以降の日本経済を振り返りつつその真相を解き明かす。

内容説明

確立された金融システムが実体経済と乖離したとき、経済危機が生じる。「失われた10年」生成のメカニズムの本質を解き明かし、現代への教訓を導く。

目次

一九九〇年代の日本経済―問題の所在と本書のアプローチ
第1部 高度成長の時代―規制下における政策誘導型金融システムの誕生(高度成長期における資金の源泉―家計の貯蓄行動とその特徴;高度成長期における金融システム―資金配分メカニズムへの政府の関与;高度成長期における銀行行動―メインバンクと系列融資;高度成長期における企業行動―資金制約と設備投資)
第2部 金融システムの転機とバブルの発生―自由化・国際化による新たなる挑戦(金融システムの転機―金融の自由化・国際化とバブル;バブル期における銀行行動―バブルと貸出行動の変化;バブル期における企業行動―地価と設備投資;バブル期における家計行動―家計簿と銀行信用;日本経済へのバブルの影響―モデル分析による考察)
第3部 実体経済と金融システムの乖離―「失われた10年」はなぜ生じたのか(不良債権の発生と長期化のメカニズム;不良債権と銀行行動―資金配分の変化とその特徴;過剰債務と企業行動―企業活動の変化とその特徴;過剰債務と家計行動―消費・貯蓄行動の変化とその特徴;日本経済の長期低迷を探る―モデル分析による考察;九〇年代後半以降の金融政策の評価)
回復への途と今後の課題

著者等紹介

小川一夫[オガワカズオ]
1954年生まれ、神戸大学経済学部卒業。米ペンシルバニア大学Ph.D.。神戸大学経済学部助教授を経て、大阪大学社会経済研究所教授。主著に『対外不均衡のマクロ分析』(東洋経済新報社、1987年、共著、エコノミスト賞受賞)、『資産市場と景気変動』(日本経済新聞社、1998年、共著、日経経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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