出版社内容情報
医療経済学の上位概念である健康経済学の分析。従来のように経済学者・病院側の視点からのみ論じるのではなく、患者や実務者の視点から包括的な分析を行っている。
内容説明
従来の医療経済学にとどまらず、真の意味でのHealth Economicsを扱った日本初の研究。経済学者、医師、薬剤師、保健師、生活者の視点から包括的に実証分析し、現行制度や政策への評価を行った医療関係者必読の書。
目次
健康経済学とは何か
第1部 予防行動としての健康経済学(喫煙・飲酒の経済分析;インフルエンザ予防接種の需要予測;がん検診の経済分析)
第2部 受診前行動としての健康経済学(自己負担率と受診行動;セルフメディケーションにおける薬局機能;医薬分業における薬局機能 ほか)
第3部 社会的な健康の評価法としての健康経済学(生命の質の評価;医療の効果としての生命の質;健康の公平性 ほか)
著者等紹介
大日康史[オオクサヤスシ]
同志社大学大学院経済学研究科博士課程中退。経済学博士。現在、大阪大学社会経済研究所助教授
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